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バレた

結局、無理やり剥がされた 「んん!ゆず!じゃあ、着いてきてくれ」 あれ?かおりくんは?かおりくんは着いてかないの? 「一条様!かおりくんを忘れてます!」 「かおり?誰だ?それ」と一条様が言うと、かおりくんが反応して「キャッ♡一条様が呼んでくれたっ♡嬉しいぃ~♡」と体をくねくねさせてる あれ?かおりくんって彼氏いるよね?まぁ~無類のイケメン好きだから仕方ないのか…? 「ゆず、こいつはなんなんだ?」 「友達ですけど?」 「友達か…。俺の次ぐらいに大切な奴だもんな」 いや!大切じゃないから! こ、こいつ勘違い男!? かおりくんと一条様どっちがいい?って言われたら絶対かおりくんだし! 一条様、俺の次にって言える、自信がすごい…。 「ゆずの友達じゃなかったら蹴り入れてるが、ここは多めに見よう」 蹴り入れてるってやっぱり怖い! すると、一条様はおもむろに時計を見て「さて、もう時間だ。行くぞ」と僕のところに来て手を握った 行くって、パーティー会場か…服とかこれでいいのかな… ま、いっか!そういえば、かおりくんは放置?いやでも、パーティー行くもんね? 「かおりくんも行こ!」と誘うと一条様が「いや、こいつは連れてかない」 「えっ!?なんで?」 「別に、1人でも行けるだろ…」 さすがに、場所も聞いてないと思うし…。とかおりくんを見るとどうぞどうぞ!2人でみたいな顔で見ている こ、これは…〝バレた〟

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