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マジョリカ〜湖畔の城 ティム1*
ワープポイントか。上手くいけばエナと離れずに済む。だが、最南の島と魔族の国を繋ぐとなれば、様々な問題が出て来るはずだ。距離的に可能かどうかも分からない。
けど、一度聞いてみる価値はある。魔王様がそこまでオレとドラゴン族を信用してくれるかどうかが鍵だな。後十日でそこまで話を詰められるだろうか・・うん、だがやってやる。オレとエナの為に。
エナと喋りながらそこまで考えて、オレは頭を切り替える。今日は大事な日だ。エナの処女を頂くんだから。そう思うと我慢が出来ない。
「・・・エナ、目的を果たすよ?」
エナを見つめ、有無を言わさず唇を合わせた。最初から手加減なしだ。
わざとピチャピチャと音を立てながらエナの口腔内を舐めまわす。必死でついてこようと舌を絡ませるエナが可愛い。一瞬唇を離せば、開いた口から舌を出した蕩けた顔のエナ。堪らずオレはその舌を甘噛みし、オレの口の中へと迎え入れる。お互いの口内へ舌を絡めながら出し入れし、甘美なエナの舌を堪能しまくった。
キスをしながらエナの頬や首筋を撫で、シャツのボタンを外し可愛い乳首を摘み上げてやる。ビクッと体が反応しエナの声が漏れそうになるが、悲鳴も舌で絡めとる。
エナの反応に満足し、更に乳首を捏ねる。最初はクニクニと柔らかだった乳首がコリコリと芯を持つと同時に、オレの腹に当たる硬い感触・・・
「もう勃っちゃったの?エナは堪え性がないね。」
唇を離し、少し意地悪く言ってみる。エナは羞恥心を煽るとより興奮するタイプだ。非常にオレ好み。
案の定真っ赤になって目を潤ませるエナ。息も荒い。
首筋に吸い付き、そこから耳まで舌を這わせる。耳穴に舌先をねじ込み耳たぶを甘噛みすると、エナの体がまた反応した。耳に息を吹き込みながら低めの声で囁いてやる。
「耳穴犯されるの気持ちいい?乳首もピンピンに尖ってコリコリだね。あれ?触ってもないのにここは完勃ちじゃない?ほら?」
乳首を弄っている片手はそのままに、もう片方の手でエナのモノを強く握って扱く。すでに先端から先走りが出ていたので、指でその蜜を掬いクルクルと撫でてから全体に塗し付ける。数回扱くと手にも蜜が馴染み、ヌチャヌチャと湿った音を立てた。
「ひっ、あぁっ!ん、ヤダ・・・」
エナ感じ始めたのを確認し手を止める。
「えっ?何で?!」
「だって『ヤダ』って言ったよね?」
みるみるうちにエナの目に涙が溢れ、オレに抗議する。
「ひ、酷い・・・僕の気持ちとか・・ティムは分かってるくせに・・・」
「さぁ?はっきり言ってくれないと分からないなぁ。エナはどうして欲しいの?」
さぁ、何て言うんだろう?楽しみで仕方がない。
「・・・僕のモノをご主人様の手でイカせてください・・・・・・??」
「ブハッ?!ちょ、ちょっと待って??誰がそんなセリフをエナに教えたの?!」
オレの心からの叫びだ。
「・・・んと、かなり前に王妃様から借りた小説に今と同じ様なシュチュエーションがあってそう言ってたから・・・?」
王妃様?!何で王妃様に?!なんて本をエナに貸すんだよっ??!
あぁ、でも・・・正直悪くない・・・
オレはすぐに気持ちを切り替えてエナに言う。
「エナ、じゃあその小説をお手本にしてもいいから、自分がオレにどうされたいか考えて言って?」
完全に手を止め少し離れてエナを視姦する。
「・・・ティムの手で触ってイカせて欲しい・・・」
「ん、いい子。どこを触って欲しいのかな?」
「・・・お、おちんちん・・・」
・・・血管が切れるかと思った。あざと過ぎるが天然だ。男を煽る為にわざと言うのなら分かるが、エナはまったくの無自覚だ。オレにとって興奮材料でしかない。自制が効かなくなってエナにむしゃぶりつく。あぁ、本当にドラゴンに戻って頭からバリバリ食ってしまいたくなる・・・
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前作までの設定と人物紹介&裏話
王妃のアスラは、前王妃のレンとユイ(腕白王子ちゃんの主人公。宰相的存在のシグの嫁)と定期的にマジョリカでお茶やランチをします。たまにリンも参加。最近ではルイ(こちらでは未投稿作品の受けちゃん。次代の魔王候補。前世でアスラに許可をもらい、この世界の小説の続きを書いていた為、前世の記憶がある)も呼ばれる事があります。
つまりネコ会議です。
全員、それぞれの相手に溺愛されまくっているので、えちがしつこいとかの愚痴が主な会議内容。
そこにたまたまエナも居合せ、アスラと本好きトークで盛り上がった事があります。アスラは前世(現代日本)の母の影響で、面白ければBLでも何でも読む無類の本好きです。本好き仲間に自分のオススメを紹介したいと思い、マジョリカに大量の本を持ち込みました。中には自分で書いた本もあります(前世では高校生の時にこの世界の元となる物語を執筆。将来的には非常勤講師をしながらラノベ作家となる)。
マジョリカでは、王妃様の著書と蔵書が店内でなら好きに読める(一般貸し出しは不可)!と、大好評。読みやすい恋愛小説やラノベも多いので特に若い魔族の女子に人気です。
その中にあったBL(しかもちょっとSMが入った主従ものw)をエナが読んだというわけです。アスラから特にオススメと渡された数冊の中に紛れ込んでいた模様w
ルコ
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