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マジョリカ〜湖畔の城 エナ4*
今、僕の穴にはティムの指が三本も入っている。
ティムにいつの間そんな事になっていたのか聞くと、その時の僕の状況を露骨で卑猥な言葉で説明され、僕は体が疼いて堪らなくなってしまった。自分でも後ろの穴でティムの指を締め付けたのが分かる。
「へぇ?エナは恥ずかしい事を言われると尻穴を締め付けるんだね?可愛いなぁ。ほら、また締まった。」
うぅっ、もうやめて欲しい・・・なのに僕の体は逆の反応をしている。いつの間にか再び勃ち上がっている僕のモノ。ティムの指がバラバラに動いてしこりを擦る度に、圧迫感だけではない何かがお腹の底から湧き上がる。
それからもティムは執拗に僕の穴を解した。穴だけでなく、乳首も舌で転がされ指で弾かれ・・・その度に穴を締め付けてしまう。何度も繰り返されているうちに、乳首への刺激と同時にしこりを押されると、明確に快感を拾えるようになって来た。
「ふふっ、エナは本当に優秀だね。もう中で感じてるの?ここをオレのモノで突かれたら気持ちいいと思わない?」
正直もうティムのモノを受け入れる事に恐怖心はない。それどころか、ぼんやりと突かれたら気持ちいいかも?とか思ってしまっている。
だってティムが僕を傷つけるわけがないから。意地悪を言って僕の被虐心を煽っても、本当に無理な事はしないし僕の体を第一に考えてくれるから。
なら僕は自分を解放すればいい。どんな僕でもきっとティムは受け入れてくれる。
「うん・・・ティム、もう挿れて?僕、ティムのモノで突かれたい・・・」
ティムの目の色が変わる。完全な雄の顔。欲情を隠しもしないギラギラとした目で僕を視姦する。舌舐めずりまでしたティムは、僕の穴から指を抜いた。ズルリとした感触が快感に結びつく。
「やぁぁぁぁぁぁ・・・?!」
そして香油をぶっかけたティムの切っ先が僕の穴の入口にあてられる。
「・・・もう止まらねぇからな。今から無理って言ってもこっちが無理だから。」
ティムの切羽詰まった口調にキュンとする。やっぱり僕っておかしいの??
「うん。大丈夫だからティムの好きにし・・・はうんっ!!んんんんっ?!」
ゆっくりとティムのモノが挿入される。ティムの体からは隠しようがないくらいに獰猛なドラゴンの雄の匂いが立ち上っている。なのに挿入はあくまでもゆっくりゆっくりで・・・僕はティムの雄の匂いに当てられクラクラしながらも、優しすぎる気遣いに感謝し、幸せだなぁって思った。
途中で圧迫感が少し緩む。ティムが少しだけ拡張の魔法をかけてくれたようだ。最初からそうすれば?って思うけどそれをすると挿入は楽になるけど、気持ち良くなりにくいんだって。
「エナ?全部入ったよ。大丈夫?」
「えっ?ホントに??」
もちろん圧迫感は半端ないし苦しい。けどティムの気遣いが嬉しくて、痛みによる生理的な涙と感極まった涙が混じって流れて落ちる。
ティムはそんな僕の涙を唇で吸い取り、そのまま動かずにギュッと抱きしめてくれた。ものすごく自制してるのが分かる。
「ティム?優しくしてくれてありがとう。もう大丈夫だと思うから好きに動いて?」
「・・・そんな事を言うもんじゃない。手加減出来なくなる。これでもめちゃくちゃ我慢してるんだ。」
「じゃあ、ゆっくり動いて?」
「くっ!オレの番は無自覚に煽りやがる。」
そう言いながらティムはゆっくりと腰を動かし始めた。指で散々慣らされた穴は、桁違いの大きさのティムのモノでも徐々に快感を拾い始める。しこりを擦って奥まで突かれると腹の底から明確な快感が生まれた。
「あっ!あぁぁぁん・・・」
「エナ?気持ちいいの?マジかよ・・・処女だったくせにエロすぎんだろ・・・」
だんだんとティムの腰の動きが速くなる。ギリギリまで引き抜いてしこりを擦りながら奥まで貫かれると堪らない。痛みと圧迫感より快感が勝ってきた。
「ひんっ?奥やぁぁぁ・・・何か中が変・・・あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁ・・・」
いつの間にかまた勃ち上がっていた僕のモノを握られる。乳首もまた舌先で転がされて、僕はわけが分からなくなった。
「最高だな・・・エナの中が熱くうねって絡みついてくる。オレのちんこ気持ちいい?」
「ひぃっ?!全部は無理ぃ・・・奥ダメェ・・・そこ突かれると何か・・・あっ、あぁぁぁん・・・」
「ここか?あぁ・・・締まるな。最高に気持ちいいよ。エナ・・エナ・・・エナも気持ち良くなって?」
集中して奥を突かれモノも扱かれ乳首も舐められた僕は、体の奥底から湧き出る快感に対処出来なくて怖くなって来た。
「ティム、ティム、僕何か変だよ・・・ヤダ怖い。お腹の底から何か来る・・・ひっ?!あっ、あっ、奥突かないでぇぇぇぇ!」
「大丈夫。エナ、それは快感だから。オレを信じて?オレを全部受け入れて?オレがいるから。くっ!オレも限界・・・出すよ。」
ティムは僕をキツく抱きしめ優しくキスをしてくれる。僕の体の強張りが緩んでいく・・・けど、奥を突くのはやめてくれず、ますます速度が上がる。ティムのモノの先端が僕の中で更に膨らみ、熱い熱い液体が僕の最奥にかけられた。あぁ、気持ちいい・・・ティムに征服された喜びと、密着した体に擦れるモノと乳首への刺激が相まって、お腹の底から来る快感が僕の中で弾けた。
下半身が痺れ、目の前がチカチカする。いつの間にか僕のモノからもトロトロと精液が漏れている。いつもの射精感がない代わりに、体の奥底からの快感がずっと続く。
なのに、吐精し一度少し柔らかくなったティムのモノがだんだんと硬度を取り戻し、再び抽挿を始める。
「はぁぁぁぁぁぁぁん!ヤダヤダ止まんないぃぃぃぃぃぃ。イッてるから、イッてるからもうやめ・・・」
「やめない。そのまま感じてろ。」
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