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マジョリカ〜湖畔の城 エナ5*

 「やめない。そのまま感じてろ。」 その言葉でまたイッてしまった。内壁がヒクヒクして止まらない。僕ってやっぱりおかしいのかな?ティムにいやらしい命令をされると余計に感じてしまう。 正直これ以上イカされるのは辛いんだけど・・・って、そんな事を考えられるうちはまだ余裕があったんだって後から気付く。 体を抱き起こされ、座ったティムの上に乗せられる。えっ?!これって・・・疑問の答えが出る間もなく体の支えを離され、自重で更に奥まで咥え込んでしまった。 「あっ!ひぃぃん・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「エナは奥を突かれるのが好きだろ?ほら、ぐっぽり美味そうに咥え込んでる。あぁ、乳首も可愛がってやろうな。」 乳首を引っ張られ指先でグリグリと捏ねられると、キュウキュウと穴を締め付けてしまう。 「もう、ダメ・・・やらぁぁぁぁぁ・・・グリグリしないでぇぇぇぇ。ひんっ?!乳首ダメ・・・あぁぁまたイッちゃ・・・うぅぅ・・・」 何度中に出されたんだろう。今は四つん這いの姿勢で貫かれている。グチュグチュ、パンパンと肌と肌がぶつかる音が鳴り響き、結合部からは大量の白濁が漏れている。僕のモノからはもう出せる精液がないらしく、透明の蜜がトロトロと流る出るだけ。なのに中イキが止まらない。 吐き出されまくった精液でぽっこりと膨れた僕のお腹を撫でながら、ティムは更にもう一度吐精した。 「も、もう無理ぃぃぃぃぃ・・・気持ち良すぎて死んじゃうよぉ・・・」 気持ち良すぎてわけが分からない。途中で回復魔法をかけてくれたけど、疲れがとれ乳首や穴の痛みと腫れが引いただけで、興奮して火照った体と感度はそのまま。「痛みがなくなった分余計に気持ちいい・・・」思わずそう言ってしまったからか、更に乳首を弄りまくられ抽送され・・・ただただティムの精液を受け止める。 精神的に限界が来たのか、いつの間にか僕の意識は飛んでいた・・・  目が覚めると申し訳なさそうなティムの顔。 「ごめん!エナの体が気持ち良すぎて理性が飛んだ。」 僕の体は綺麗になっている。もちろんお腹も元通り。洗浄魔法をかけてくれたみたいだ。体も楽だし上位の回復魔法もかけてくれたのかな? 「・・・そうだね。僕、初めてだったんだよ?あそこまでする?酷くない?」 そんなに怒ってはないんだけど、何となく最初が肝心な気がして強めに言ってみる。 「本当にごめん!もうびっくりするくらい肌が合って何をしても気持ちいいし・・・エナの反応もいいから調子に乗ってたら理性が飛びました・・・」 シュンとしたティムがちょっと可愛い。猫科動物の耳と尻尾があればへにょんと垂れ下がっていただろう。何だかおかしくなって来て僕は吹き出した。 「プハッ!ドラゴン族の王子が何て様なの?もういいよ。僕も気持ち良かったのは確かだし。ティムの理性が飛ぶほど僕の体に溺れてくれたのは正直嬉しいよ?」 「エナぁぁぁ!好き、好き!!好きだよ。エナを好きすぎて辛い。もう、オレの番が優しすぎる。エナ、エナ、オレを受け入れてくれてありがとう。本当に愛してる。」 僕は感極まって涙ぐんでるティムを抱きしめる。何か立場が逆転してない??僕が抱きしめられる方じゃないの? その後もイチャイチャして、用意されていた朝食を食べ、チェックアウトの昼前までまったりと過ごした。 途中でドナの事が気になって、こもっている部屋をノックしてみたら、中からドナの助けを求める声。 「うにゃ~んっ!!エナ、助けてぇぇぇ!ノンがしつこいにょぅぅぅぅ~」 ・・・うん。頑張れ。結局昼前まで放置してたら、後でドナにめちゃくちゃ怒られた。けど、邪魔出来なくない?? そしてチェックアウトの時間。僕たちはコイルさんとスタッフのみなさんにお礼を言って湖畔の城を後にした。 昼間の湖も、太陽の光が反射してキラキラ輝いていてとても綺麗。本当に素敵なお城だったな。 夜には僕の実家へティムがあいさつに来る予定。父さんとコウ兄、リン兄が待っている。 けど今はお昼。どうする?って話になる。どこかへ遊びに行ってもいいんだけど・・・ドナがふにゃふにゃどころじゃないんだよっ!ノン、ヤリすぎじゃない?!まだ精神的に繋がってるみたいだし、とても連れて歩ける状態じゃない。 だからティムが泊まっている魔王城の部屋に行く事になったんだけど・・・そんな理由で僕が魔王城に行ってもいいのかな・・・?

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