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シグ×ユイ 1
注意!このお話だけ、「伝説の最強ドラゴンは心優しき白猫を溺愛す」の番外編と同じ内容になります。
シグが考案したSMルームのお披露目回として、こちらにも載せます。
魔王キョウと宰相的存在のシグは、嫁が他の男に言い寄られたりした場合、お仕置きと称して二、三日監禁してヤリ続けたりする。その際、お互いに暗黙の了解で休む事をがあるのだが・・・
それを回避する為、ユイ(シグの嫁)が奮闘するシーンから始まります。
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「ねぇシグ、ティム様たちを教える立場になるって事でしょ?じゃあさ、今までみたいに仕事をいきなり二日、三日連続で休んだりするのは良くないんじゃないかな?魔王様とショウくんだけなら暗黙の了解で、それで仕事がまわるならいいかもしれないけど・・・」
「ふむ?確かに。我々からしたら緊急事態の場合はやむを得ないと、お互いに納得しているのですが・・他の国からするといい加減な仕事をしているように見えるかもしれませんね。」
・・・緊急事態って・・・嫁にお仕置きするとかだよねっ?!うっ、がまんがまん。何とか上手く誘導しなきゃ。
「そうだよ!急な休みは極力なくして、どうしようもない時だけせめて一日にするべきだよっ!!」
「そうですね。ドラゴン王族に仕事を教える立場にとしては示しがつかないですからね。どうしようもない時には一日だけ休みを認め、連休にはしない。明日、魔王様にもそう進言いたしましょう。」
こ、これは俺の勝利??アスラくん、レン様、エナちゃん、やったよっ!!!
「ですが・・・それでは最愛の奥様とのスキンシップ不足になってしまい、魔王様も私もモチベーションが上がらなくなりそうですので・・・半年に一度、交代で五連休を取れるよう提案してみようと思います。それならその為に張り切って仕事が出来そうですしね!」
・・・えっ??何それ?まさか・・・
「いやぁ、五日もじっくりユイを可愛がれると思うと頑張って仕事をする気になれますね!もちろんその時にはユイも五連休を取ってくださいね?あらかじめ日が分かっていれば大丈夫でしょう?仕事を気にせず思う存分私に溺れてくださいね?」
や、やっぱりヤル気だ・・・五日間ヤリまくる気だ・・・半年に一度って?!二、三日お仕置きされる案件なんて、一年に一度くらいじゃない?だって極力そうならないように気を付けてるし。
それが半年に一度?五日間??!
増えてるっ?!確実に増えまくってるよっ??!!!
お仕置きじゃないからヤリ殺される事はないと思うけど・・・絶対シグも魔王様もゆっくり休んだりしないで、五日間ずっとヤリ続けようとするよね・・・
ごめん、アスラくん・・・余計に酷い事になったかも・・・そして、多分ティム様たちにもその提案をするよね?ごめんエナちゃんっ!!!
俺、失敗したぁぁっ??!
「え、えっと、あっ!そ、そうだ、せっかく五連休とか長い休みが取れるんだったら、旅行とか行かない?魔族の国でも行った事のない場所もいっぱいあるし。
それか最南の島のティム様とエナちゃんの城に行くとか?俺、デザイン頼まれてるんだよね。一階をホテルにして二階を住居にするらしいから、出来上がったらホテルに泊まりに行こうよ?!」
俺は五日間ヤリっぱなしを阻止する為に必死だ。
「ふむ。それはいいですね。私も最南の島には興味があります。五連休が取れた際にホテルが完成していれば行ってみましょうか?」
「うん!そうしよう。嬉しいなぁ。」
よし!これで少なくとも五日間ずっとヤリっぱなしって事はないだろう。この時の俺は満足感でいっぱいだった。なのに・・・
半年後。
ワープポイントから出てみると、普通の人族や魔族サイズの部屋だった。
「いらっしゃいませ。シグ様、ユイ様。」
エナちゃんとティム様が出迎えてくれた。ティム様が言う。
「隣にあるのが我が住居であり、この島唯一のホテルになります。シグ様とユイ様が初めてのお客様ですよ。隣と言ってもかなり距離があるので、憑依して飛んで行く事をお勧めいたします。」
俺とシグは王様と王妃様に謁見し、あいさつをしてから隣の城へと飛んで行く。うん、本当に距離があるな。王宮がものすごく広い平屋だから仕方ないけど。
俺がデザインした城に着く。ちょっとドラゴンを意識したイメージの城。なかなかの出来栄えに満足する。
「ユイ様、その節はありがとうございました。おかげさまで立派な城を建てる事が出来ました。シグ様、ご要望の部屋を用意致しましたよ。いやぁ、最高です。このホテルの売りにします。オレたちも後で絶対に使おう。」
ん?シグの要望?エナちゃんも首を傾げている。
そして案内された部屋に入ると・・・何これっ?!足を開いた状態で固定出来るイス??壁には手足を固定出来る拘束具が付いているし、天井からは吊るせるような鎖や吊り革がいくつも垂れ下がっている。そして壁に沿って置いてある棚にはあらゆる小道具が入っているようだ。もちろんベッドの前と上には大きな鏡・・・
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