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次代魔王候補ショウ×ルイ 1
僕の名前はルイ。契約精霊はジャガーのベル。次代魔王候補の一人だ。って言ってもカグラは辞退しちゃったし、僕はショウを支える気満々だから次代魔王はほぼショウに決まってるんだけどね。
まぁ、それでも僕も候補として一緒に勉強しておけば、将来ショウと結婚してからも助けられるし・・・と思って手は抜いていない。
僕にはアスラ様と同じく前世の記憶がある。その前世で、アスラ様が高校生の時に書いていた小説の続きを十五歳の僕が書いていたんだ。
身近な人々が丸ごと異世界に存在していたら?って発想から書かれた物語で、どこにも公表していない私的な小説。
それがこの世界そのものなんだ。
僕は、アスラ様が書いていた物語を前提として、前世では拗れていたショウとの関係をこうだったら良かったのにって願望を込めまくった小説を書いていた。
そこでは、ショウが生まれた翌日に出会った赤ちゃんの僕たち二人が恋をする。
実は前世で、ショウとカグラが生まれた翌日に同じ産婦人科を退院したばかりの母さんと僕がお見舞いに行ったら、まだ目も見えていないはずのショウが僕をずっと見てた。って聞いて・・・小説のタイトルを「次代の魔王は生まれた翌日運命の恋に落ちる」にしたんだ。
願望を込めて。
そしてこの世界ではその通りに僕とショウは生まれてすぐに恋に落ち、その後もずっとラブラブで今もショウは僕を溺愛してくれている。
そんな僕たちももう十九歳。十五歳で成人した際に正式に婚約し、魔王教育がひと段落する二十歳で結婚する予定だ。
さて、僕たちは今、最南の島へ旅行に来ている。旅行って言ってもワープポイントを使ったら魔王城から一瞬で着くんだけど。
一年前に、シグ様が急に「半年に一度交代で五連休を取る制度を作りましょう」って言い出したんだ。
それまで魔王様とシグ様は、自分の嫁が他の男にモテた時などに暗黙の了解でニ、三日休んだりしていた。
お仕置きと称して嫁を抱き潰すためだ。
最近ではショウまでその暗黙の了解に参加するようになって、どうかと思ってたんだよ。けど、ティム様たちが留学に来る事になり、これでは他国に示しがつかないからって、急な休みは暗黙の了解でも一日だけになった。その代わりに五連休制度を作ったってわけ。みんな嫁と思う存分イチャイチャしたいからね。
僕としても理不尽な理由でニ、三日抱き潰されるより、五連休がある方が嬉しい。念願の最南の島にも来れたし。
ティム様に嫁いだエナちゃんは、僕の兄(リン)のダンナ様(コウ)の弟なんだ。
そのエナちゃんが住む城の一階が魔族用のホテルになってるんだけど・・・
「えっ??何この部屋??!どうなってるのっ?!!」
そこは前世の現代日本の僕の部屋そっくりだった。
いや、もちろんこの部屋の方が何倍も広くて物も高級品なんだけど、何と言うか無理矢理色々シンプルにして、部屋の一角に本棚や学習机が置かれている。そして従業員用かと思われるシングルサイズのベッドまであるんだ。
「ティム様に交渉して、この五日間のために内装を変えさせてもらったんだ。
ルイは前世のオレと上手く付き合えなかったのがずっと心残りなんだろ?ここで前世のやり直しをしよう。
多分だけど、前世のオレも絶対にルイの事が好きだったよ。けど、その思いを子どもの頃から変に拗れさせてしまって、素直になれなくなってただけなんだ。
だから何かのきっかけで思いを告げる事が出来れば、そこからはルイを溺愛したはずだよ。」
ショウの話を聞いて涙が溢れた。そんな僕を優しく抱きしめ、唇で涙を吸い取ってくれるショウ。
ショウには、前世の記憶を詳しく伝えてあったんだ。
僕の願望を叶えてくれるんだね。
「ありがとう。ショウ、本当にありがとう。もう、その気持ちだけでめちゃくちゃ嬉しい。」
「今日から五日間、オレは風間翔弥で、ルイは月影瑠依だ。マルとベルは悪いけど隣の部屋で好きに過ごしてくれ。」
「「は~い。」」
部屋の中にあるもう一つの部屋にマルとベルが入って行った。ごめんねベル。
「ルイ、オレを翔弥だと思って?瑠依の気持ちを聞かせて?」
「うん・・翔、小さい頃は何で意地悪されるのか分からなかったし、ちょっと大きくなってからは無視されて辛かったよ。
なのに翔は時々僕の方を見てるし、本当は僕の事好きなのかも?って思うじゃない?けど違ってたら悲しいから、その思いを封印して小説を書いてたんだ。」
「瑠依、ごめんね。オレ本当は瑠依の事が好きで好きで堪らなかったんだ。好きだから意地悪をしてしまったし、その後もどう接したらいいか分からなくて無視してしまった・・・瑠依の勘違いなんかじゃないよ。オレは瑠依の事が好きだから、いつも瑠依を見てたんだ。」
ショウに見つめられ、自然に唇を重ねる。軽く触れ合うだけの、お互いを愛おしむようなキス。
「瑠依にキス出来て嬉しい。もっとちゃんとキスしていい?」
僕は、返事の代わりにショウの首に手をまわした。
ショウが僕の唇を貪る。上唇、下唇と優しく喰まれた後、全体を覆うようにショウの唇が僕の唇を塞いだ。歯列の隙間からショウの舌が侵入される。上顎や頬の内側を蹂躙され、僕の体の力が抜けていく・・・
「ふぅ、ん、んんん・・・」
ショウは、僕の体を抱き上げ簡素なベッドの上に下ろした。
「瑠依、瑠依のすべてをもらってもいい?今まであんな態度をとってしまってごめんね。これからは今までの分も優しくするから・・・」
「・・・いいよ。翔の好きにして?僕のすべてをあげる・・・」
ショウが僕の服を脱がし、自分も脱ぐ。いつもと同じなのに、本当に初めてショウに抱かれるかのようにドキドキする。
「瑠依のここは綺麗だね。小さくてピンク色で可愛い。」
ショウが僕の乳首をそっと摘んだ。
「ひっあぁん・・・」
「可愛い。瑠依は本当に可愛いね。可愛いすぎるから小さい頃意地悪したくなってしまったんだ。」
ショウの指に力がこもる。乳首をギリっと摘み上げられ、僕の体は否応なく反応してしまう。しばらく乳首を押し潰してグリグリしたり、引っ張ってクニクニ弄られたりされ、完璧に勃ち上がった僕のモノ。
「ほら、もうここもこんなになってる。瑠依は可愛いくてヤラシイなぁ。」
軽く扱かれ腰が揺れる。
「で、そんな色っぽい表情をするだろ?思春期になってからは瑠依を抱きたくて堪らなかった。オレの方こそその思いを封印して無理矢理無視してたんだよ。
だから今日は瑠依を堪能させて?」
再度キスをされ、お互いの唾液を交換し合う。僕の口の端から溢れた唾液を舌で舐めとり、そのまま耳穴を舌で犯される。
ジュブジュブと卑猥な音を立てて舌が穴に侵入され、耳たぶを甘噛みされた。
「ひっ!んん、ん・・・やだ、ゾクゾクする・・・」
僕は堪らなくなってショウの手にモノを擦り付けた。
「もう濡らしてるの?嬉しいなぁ。瑠依もオレを欲しがってくれてるんだね。」
何気に洗浄魔法をかけ、後ろを解しにかかるショウ。うん、前世には魔法はないからね。さりげなく雰囲気を壊さないようにしてくれるショウの心遣いが嬉しい。
香油を塗り込み、丁寧に解してくれるショウ。指が一本から二本に増え、僕の中のしこりを押されるといつものルイが歓喜する。けど今は瑠依だからね。
「翔、やだ、それ何か変・・・怖いよ・・・」
「・・・瑠依は初めてだもんね。じゃあ、前も気持ち良くしてあげるから、そっちに集中して?」
ノってくれたショウに感謝。うん、僕、本気で前世のやり直しをしてる気分なんだ。だって本当に翔弥に処女をあげたかったから。酷い態度をとられてたけど、僕は本気で翔弥が好きだったんだよ。
ショウが僕のモノの先端に舌を這わす。愛おしむように丁寧に舐めまわされ、舌先で鈴口を刺激される。根元を指で扱かれながらショウの大きな口に咥え込まれ、その口内の熱さに僕のモノはますます硬くなる。いつの間にか尻穴には三本の指が入っており、バラバラに動かされた指がしこりに触れた瞬間口でも吸い上げられ、僕は堪らず吐精した。
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