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ジャック×マーカス 3

ジャックとクルーが完全憑依したジャックルー視点。 ーーーーーーーーー  オレとマーカストの境界線が曖昧になり、二人の精神が融合する。オレたちは二人で一つだ。 正確に言えばジャックとマーカス、クルーとトトの二人と二匹で一つ。それくらいオレたちはお互いを愛し愛されている。 マーカストの最奥の窄まりに吐精し、マーカストをオレで満たした事で得られたとてつもない満足感・・・だが、オレはその後もマーカストを貪り続けた。  一度抜いたマーカストの尻穴から俺の白濁が漏れるのを確認し、そのクパクパとヒクつく穴を対面座位の体位で再度貫く。挿れた瞬間、何度目かの甘イキをしたマーカストを抱きしめ、その後は容赦なく結腸まで犯していく。 自重で最奥の窄まりまで咥え込んでいるマーカストの結腸は、すでにオレの形となっておりそのフィット感が堪らない。マーカストもイキっぱなしでよがり狂っているので遠慮なく突いてやる。 「あっ、、あぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!ヤダヤダもう無理ぃぃぃ・・・」 マーカストの猫耳を撫で、漆黒の翼を愛でながらその根元を愛撫する。 「もう、やめっ・・あぁぁっ!!んんん・・・またイク・・・もうイッてるからぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」 ・・・あぁ、オレの番は何て美しいんだろう・・・    五年前、魔族の国に到着し魔王様に謁見した後、すぐにマーカスを見つけた。 運命の番。 そんなお伽噺の類は信じていなかったが、少し前に従兄弟のティムがエナという番を見つけてからは、オレにも番がいるのかも、と少しは考えるようになった。そして番はドラゴン族ではなく魔族かもしれない、むしろそうならいいなと思った。 それくらい魔族の男性は魅力的だった。エナも、その次に会ったリンもすごく好みだったから。 ティムが人型の男にこだわる気持ちがやっと理解出来た。オレはそれまでも恋愛対象は男と言うか雄だった。人型にはこだわらず、ドラゴンの姿で荒々しく交わるのが当たり前だったんだ。 だが、魔族の男を見て、ドラゴン族とは違う繊細な美に心を奪われた。エナの清楚な美しさも、リンの凛とした佇まいも、オレが魔族の男性に興味を持つのに充分すぎるインパクトを与えた。 けれども番とまでは思えなかったな。もちろんエナはティムの番で、リンにもコウがいたからそれで良かったんだが・・・だからオレも魔族の国への留学を希望したんだ。 そしてオレはマーカスを見つけた。 キリッとした涼しげな目元に薄めの唇。決して濃くはないが、精悍な顔つき。かなりの美人だが、はっきりと男だと分かる凛々しさ。 一目で分かったよ。 君がオレの運命の番だ。  その場で捕獲して部屋に連れ込む。どうやらクルーもマーカスの契約精霊のトトに一目惚れしたらしく、すぐに手を出したみたいだ。速攻で精神的に繋がっているのを見て苦笑する。流石オレの契約精霊。 マーカスは体も最高だった。女は抱いて来たが、男には抱かれた事がないと聞き狂喜する。まだ開かれた事のない蕾を貫いた瞬間は今でも忘れない。 あぁ、これはオレの唯一だ。 そしてドラゴン同士のお互いを喰らい合うような荒々しい交尾ではなく、可愛い可愛い黒猫を捕食する快楽に溺れた。 猫故に従順すぎない所もいい。 俺の番は気高い黒猫なんだ。  そして今・・・マーカストとなり、漆黒の翼を揺らしながらオレの上でイキ狂う最愛を、容赦なく責めたてる。 オレの精液で意識まで蹂躙されたマーカストは、涎を垂らしながらその淫楽に身を任せている。 オレは涎を舌で掬い取り、そのままマーカストの口腔内を貪りつくす。 繋がりっぱなしの精神だが、マーカストの唾液を飲み込む事で更に深く繋がって行く・・・ ・・・あぁぁぁぁぁぁぁっ!!ジャックルー、ジャックルー、好き、好き、好きぃぃぃぃぃ・・・俺はジャックルーの一部になりたい・・・んん、、気持ちいいよぉ・・・俺・・は・・・ジャックルーだけのも・の・・・ ・・・あぁ、マーカスト・・・マーカスト、本当に君を食べてしまいたいくらいだ・・・肉を食いちぎって咀嚼して・・・これはドラゴンの本能・・・だから代わりにマーカストのすべてを犯してあげる・・・ オレは、黒い尻尾が生えている付け根を指で揉み、赤く熟れた乳首に齧り付きながら、一度ギリギリまで引き抜いたオレの怒張を一気にマーカストの体内に打ち込む。 根元までズッポリと咥え込むと先端は最奥の窄まりまで到達する。 ・・・本当にこの最奥を突き破ってどこまでも犯せればいいのに・・・あぁ、綺麗だ・・・美しい・・・この漆黒の翼に包まれたい・・オレだってマーカストの一部になりたいよ・・・ オレはマーカストの絶頂にシンクロし、再度最奥に白濁を吐き出した。 「ひぃっっ!!ぐっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 マーカストは絶叫しながらも翼をニ、三度はためかせ、オレの体を抱きしめるように翼で包み込む・・・ ・・・二人の心がまた一つに溶け合い・・・そう、己の尻尾を噛むウロボロスのごとく・・・漆黒の翼という繭の中で・・オレたちは完全に・・・ 一つになった。  いつもはマーカストが意識を失ってもオレが引き戻すんだが、今日は精神が融合しすぎて一緒に飛んだ。 気が付けば木の上でオレとマーカス、クルーにトトが、星空に包まれ寝ている状態。 まるで二人と二匹しかいない世界みたいだな。 最高じゃないか。 オレはみんなに洗浄魔法をかけ、布団を被せる。そしてマーカスを腕に抱き、幸せを噛みしめながらもう一度眠りについた。  この部屋は最高の出来だよ。明日、ティムにそう言ってやろう・・・なんて思いながら・・・ ーーーーーーーーー  最後までお読みいただき本当にありがとうございました。 ジャック×マーカスはこの物語には出て来なかったのに、登場させてしまいましたw  とりあえず完結とさせていただきますが、今後、新しいカプでラブホシリーズが書ければまた更新させていただく予定です。 そう言えば、コウ×リンのお話もここでは書いてないなぁ(汗)…近々書ければ…… ルコ

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