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プロローグ
「ば、ばか。もう…はぁ…そこいじんな…」
「へぇ〜もうイきそう??」
「う…う…いっちゃう…手離して。」
「いいよ。俺の手にかけちゃって。」
「ば、ばか…」
…遡ること…10時間前…。
「おい…とっとと…さっき女から奪い取った金よこせや。」
俺は…こーいう男を見てると虫唾が走る。
「は?…どうして学生にやんねーといけないんだよ。」
ほら、、また変なことを言っている。
あーめんど。素直に渡せばいいのに。
「学生だと?誰に向かって口聞いてんだ?てめぇ。」
「あ?誰って…。」
「んじゃ、こう言えば分かるか?俺の名は、犬童辰巳だ。」
「え…犬童って…あの…極道家の…」
「はっ、ようやく気づいたか…。早く金出しやがれっ」
犬童って言っても、親父は俺を任務には出してくれないがな。
「まぁ、犬童だろうが…1人ならいけるだろう。油断してるようだが、俺らは2人いるしな。」
え?2人?
やべ。後ろ見てなかった…当たる…!
バシッ
うっ、くそ…。
目眩がする…。
「…ぬがしてしまえ…ぬがして、犬童組に送るぞ。」
俺は手を縛られて、気づいた時には、服を全部はぎ取られてた。
やべっ。…バレる…
「え…お前…この赤い首輪…もしかしてSubかよ。」
人間は性別の他に2つに分類されていることがある。
それは、支配する側Domと、支配される側のSubだ。
俺はその、支配される側のSubだ。
「…ちっ違う!ファッションでつけてるだけだ。」
「はは、残念だな。俺たちはDomだよ。」
は?Domだと…?
「試しに…命令でもしてあげよっかあ。」
「い…いやだ。やめて」
「え?ファッションなんでしょ?だったら、反応しないって」
あっ、くそ…。
「【knell】(跪け)」
やばい、体が勝手に…動いて…
「はは。やっぱ、Subなんじゃん。」
「違っ…。」
「この赤い首輪も、専属のDomからもらった、Collarってやつなんだろ?」
「違うって…。」
「まぁ、いいや。体に聞くしな。」
「【Present】(晒せ)」
やばい。ほんとに、犯される。誰か、助けて。
「ははは。綺麗な乳首と、結構開発されてるアナルも、勃起してるちんこも丸見え。こういう状況で興奮してるのか?」
「や…やめて。」
「何もっと触って欲しいの?」
「いっいや。」
「この辺か?おいっ、俺はこの美味しそうに真ん中に勃っているちんこしゃぶるから、お前も乳首舐めてやれ。」
「はい。」
ずっと、顔を赤らめて、男の横にたっていた、男の仲間が…俺の乳首を舐めだした。
嫌だ。こいつらの汚らしい舌で…指で…でも、もうもう…
「イっイっちゃう。」
プシッッ
「盛大にぶちまけたな。面白…」
変な男に俺はイカされてしまった。情けない。
「おい。写真撮れ、写真!早く!」
「はい。今すぐ……に」
変な男に俺が写真を撮られそうになったその時だった。
「おい。お前ら、何、辰巳に手を出してるんだよ?」
「あっ、夏芽…」
やっぱ、助けに来てくれた…。
「お前ら、殺すぞ。」
バシッ…ボキッ…グキッ
「はぁ。辰巳。俺を置いていくなってあれほど言ったのに。」
いっ一瞬にしてあの二人を気絶されたのか!?
「あ…夏芽…ちょっと血が…出てる」
「ちっ、余計なことをしやがって。おい、てめぇら、、よく聞け…辰巳に犬童組には、今後一切手を出すな。今回は手加減してやったけど、次は、殺すぞ」
「は…はい。」
そいつらは夏芽に怯えて逃げていった。
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