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第一の部屋:身体検査

「ん、ん、んん……!」  そのクリーチャー——おそらくゴルグと呼ばれた方——は下卑た笑みを浮かべ、唇が触れあわないぎりぎりの所まで顔を近づけて一瞬だけ頬を膨らませた。 「んんんん!!」  セイジュが大声を上げ、眼を大きく見開いた。ゴルグが体液をセイジュに飲ませたのだ。瞬間、下半身が焼けるような痛みにも似た快感に襲われ、思わず腰が上下し性器も反応した。 「へぇ、兄貴。こいつぁ手応えありそうだなぁ」 「ん、ん、んっ!!」  ゴルグでない方がそう言って、自力でキツく閉じていた股を例のリングであっけなく開いた。 「んっ! あ、はっ、はぁ……! ヤダ、やめて……」 「確かにな、ラゴル。俺の唾液を喰らっただけでここまで腰を振る奴も珍しい。下半身はおまえに任せる。俺は上だ」 「はいよ」 「あああぁぁん!!」  口を解放されたセイジュは大声で喘いだ。ラゴルがセイジュの性器を自分の腹部にある膜の中に挿入したからだ。その内部はおぞましい形状かつ特殊な細胞で造られた、快楽を極限まで引き上げる女性器にも近いものだ。 「や、ヤダ、抜いて! お願い! お願い、だから! もう、抜いてえええ!!!」 「は、動かしてもねえのにこれかよ。すげえな。じゃあ……」 「はぁん!!」  ラゴルが腹の膜の上からセイジュの性器を軽く撫でると、意識が飛びそうな快感がセイジュを襲った。 「じらしてやれ、ラゴル。俺の見立てじゃ、こいつはじらされた方がよく鳴く」 「了解」  ラゴルは頷くと、少し姿勢を変えて床にあぐらをかいた。その一連の動きだけでセイジュは射精しかけていた。  と、下半身にばかり気を取られていたら、次はゴルグが首筋を撫でてきた。 「はぁ、はぁ、ん、はぁん……!」  セイジュには訳が分からなかった。なぜ普段感じない所までこんなにも強烈な快楽になってしまうのか。 「あっ、あっ、そこだめ! やめ、やめて!!」  ゴルグが今度はぬるぬるとした太い指でセイジュの胸を撫で回してきた。明らかに、二つの突起を中央に、外周から円を描くように。 ——来る、近づいてくる、あそこに、ぬるぬるしたの来たら、俺……!!  ゴルグの太い指はしかし、乳輪の突起周囲で止まってしまった。 「あっ……! あ、あぁぁぁ!!」  気が狂いそうになるこの『寸止め』に、性器がぶるぶると震える感覚がしたと思ったら、ラゴルの膜で性器が擦れてしまった。 「ああぁ!! イく! 出ちゃうぅ! やだぁぁぁ!」  しかし身体の快楽には勝てず、セイジュはラゴルの膜の中で射精した。  

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