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PornoGraffitti(前)
「っ…………、」
なんでこんなことになったんだ?
潤んだ視界がかすかに上下する。
下半身を圧迫する違和感は、剛直が体内を抉る異物感。容赦なく奥を埋めるかたまりのせいで息苦しい。
「あうっ、ぐ」
下手に動くと中が擦れ、鋭い性感が爆ぜる。歯を食い縛り、浅く腰を浮かす。
自重がめりこむと余計に辛くなると経験則でわかっていても、常に膝裏で力み続けないといけないのは拷問だ。
手が使えない分バランスが取り辛く、重心を調整するのがむずかしい。
「兄貴のケツ、うまそうに頬張ってんじゃん。もうパンパンだ」
引き締まった細腰にいやらしく手を這わせ、スワローがにんまり囁く。
「お互いのカオ見ながらヤれんだからもっと悦べよ」
「こんなの……喜べるかよっ……」
鼻腔の奥が塩辛い。羞恥の限界で涙がでそうだ。手はシャツを撚った布で括られ、支えに縋ることもできない。
スワローの手が動き、ピジョンの腰から上へじらすように這いのぼっていく。
「自分のが見えて恥ずかしいの?耳まで真っ赤」
なんでこんなことになったんだ?答えは簡単、ピジョンがどうしようもない淫乱だからだ。
ピジョンは今、おいたをした「おしおき」を受けているのだ。
「……っ……スワロー、やめ……俺が悪かった、もう何度も謝ったろだから……」
「許してくれって?反省してねーな」
「してるよ、してるだろ!これ以上なにをどうしたらいいんだ!」
叫ぶと衝撃が響く。ピンクゴールドの毛先に汗の玉が結び、点々と滴り落ちる。スワローは低く笑い、意地悪く腰を揺する。
「浮気したろ?」
「あッ、待っ違」
「違わねー。証人もいるんだぜ」
とぼけるのは許さないと動きを荒っぽくすれば、途端にピジョンが甘ったるい声をあげだす。
淫売が。
スワローは舌打ちし、裸の胸にたれた鎖をぐっと引き寄せる。
「ゥあッが……」
がくんと前のめったピジョンが首が締まる苦しさに呻き、弟の胸にもたれるも、構わずぎりぎり締め上げる。
「あのバー、劉に教えてもらったの?飲み友達ができてよかったな」
「ッぐ……劉は関係ない、俺から頼んだんだいいバー教えてくれって……かまわないだろ別に、お前だって毎晩遊び歩いてるじゃないか……男や女と手あたり構わず寝まくって、どうかすると何日も連続で家空けて。せっかく何百マイルもこえて都会にきたんだ、俺だってたまにはおいしい思いしたいよ。劉はこっちに詳しいし、イケてる店教えてくれる」
「随分アイツのこと買ってんじゃん、えぇ?」
「劉はいい奴だ……組んだことあるなら知ってんだろお前も」
「で?兄貴から誘ったの」
苦しい息の狭間から抗弁していたピジョンがふいに黙り込む。
露骨な態度の豹変に図星のため息を一度、皮肉っぽく付け足す。
「……ラスティネイルを出すのは俺が二人目だとさ。同郷の方かって聞かれたよ、兄弟にゃ見えなかったみてーだな」
数日前、スワローは例の店を訪れた。当然女連れだ。
不特定多数囲っているセフレの一人に連れていかれたのは、繁華街でも穴場として知られるバーで、客に供すイメージカクテルが売りとのこと。
その言葉を真に受けて注文したら、ラスティネイルをさしだされた。赤茶に澄んだ美しいカクテル……お客様の瞳の色から連想したとマスターは言い、スワローは大いに気に入った。
グラスを一気に干したスワローとカウンター越しに対峙し、マスターがポーカーフェイスで付け足すまでは。
『こちらをお出しするのはお客様が二人目です』
すぐにぴんときた、一人目はピジョンだ。スワローの瞳の色は珍しい。瞳の色からカクテルを連想したというなら、最初の一人は兄に決まっている。ピジョンが一人でバーに来た、その事実にはちょっと驚いた。兄の酒癖の悪さを痛感しているスワローは、普段飲酒を固く禁じている。
アイツ、俺の言い付けを破ったのか。
『一人目の話聞かせてくれよ』
『一週間ほど前でしょうか、常連さんに連れられてお越しになりまして。お客様とおなじ、一瞥忘れがたい綺麗な瞳をしておりました』
『常連?』
『当店を贔屓にしてくださってる東洋系のお客様です。プライバシーにかかわりますのでこれ以上はご容赦を』
それで十分だ。スワローとピジョンに共通する東洋系の知り合いは一人しかいない、消去法による簡単な推理。
援護射撃は思わぬ方向からやってきた。
『あ~その人知ってる~お店の裏でヤッてたひとでしょ』
スワローが同伴したウサギ耳の女が、ほろ酔い加減でカクテルを舐めながら衝撃的な発言をかます。
『見たのかヤッてる現場』
『ちょっと離れたとこにいたけどよーく覚えてるよ~このへんじゃ見ないカオだし……4Pどーおって声かけたんだけどフラれちゃった、残念。結構余裕なさそーだった、お酒入るとぐだぐだになるタイプだよアレ』
ちょこんと摘まんださくらんぼをねぶりながら続ける。
『ちんたら指フェラしてたかと思ったらめちゃ気分出して股間揉ませてんの、ちょーウケる。そっからさきは見てないけど……金髪のおにーさん、ウリの経験あんのかも。もっともっとってねだって……すっごくやらしかったもん。茶髪のおにーさんなんかたじたじ、ドーテーまるだしで面白かった』
言いたい放題好き勝手にぶっちゃけて、うまそうにさくらんぼをしゃぶる。
そして今、スワローはここにいる。
バーで聞し召してから適当なモーテルにしけこむ予定だったセフレをほったらかし、アパートに帰るなりピジョンを平手打ち、力ずくで寝室に引きずりこんだ。
最初、ピジョンはなんで殴られたのかわからないといった顔をしていた。傑作だった。
その混乱が理解と絶望に取って代わるまで、スワローは今さっき見聞きしたことを懇切丁寧に語り聞かせてやった。
記憶がない、覚えてないの一点張りで逃げようとする兄を、実証を並べ立て徹底的に追い詰めた。
「本当に覚えてないんだ……あの夜は確かに劉と飲んでたけど酔い潰れて、気付いたら帰り道で……劉に肩借りて部屋まで送ってもらった」
「嘘吐け」
「本当だってば信じろよ!初飲みで調子乗りすぎた、洒落たバーで浮かれてたんだ、ちょっとくらい羽目外したっていいだろ……ッ、でもお前が疑ってるようなことは誓って、絶対ない……」
「だれに誓うんだよ。神様?」
「うあッあ!」
「先生?」
「ッあ、やめ、もっむりスアロ、やッゥぐ!」
「それとも……母さん?言ってみろよピジョン、一体全体誰になにを誓うってんだえェ?」
「今、かあさんの名前だすな……先生っ、も」
ピジョンは意固地に首を振る。
下半身を貫かれた状態で、跨って犯されてる状況で。
もっとも聞きたくない人たちの名前を出されれば、もっとも思い出したくない人たちの顔が反射的に浮かんでしまい、喉を通る嗚咽が悲痛な喘ぎに変わる。
恥ずかしい、哀しい、悔しい。
「嘘じゃない、デタラメなもんか、本当に覚えてないんだから覚えてないっていうしかないだろ!いくら気に入らなくたってそれがホントだ、キレイさっぱり忘れてるのにこれ以上どうしたらいいんだ!?」
「劉となにもしてねーの?ホントになんにも?」
「うっ……」
即座に否定すればよかった。
されど生来の素直さが、肯いに待ったをかける。スワローは兄の顔に一瞬だけ走った動揺を見逃さない。
「常連と一緒だったってマスターは言った。俺の女もばっちり見たって証言してる。店の裏で……めちゃくちゃ気分出してたんだって?うまそうに指しゃぶって……ねっとり股ぐら揉ませて…………ひとに見られながらヤんの、楽しかった?視姦に疼くたちだもんな」
「誤解だ……」
「なあピジョン、ホントになんも覚えてねーの。フリじゃねえの」
「あァあァっあッ!!」
スワローの手がおもむろに腰を掴んで引きずり下ろし、衝撃に喉が仰け反る。
否定したい。できればいい。でも……
羞恥に沸き返る脳内に疑念が渦巻く。
酔った勢いで?それが言い訳になるか?
ピジョン自身あの夜の言動の大部分を覚えてないのに、身の潔白を証明できるか?
覚えているのはとにかく気持ちよかったこと、身体が熱くてふわふわしてたこと……股間をまさぐる誰かの手の感触、下着を汚す湿りけ……
翌朝おそるそおる検めたら、ボクサーパンツに吐精の染みがのこっていた。
そこで初めて、自分がしてしまったことに気付いた。
犯してしまった過ちを突き付けられた。
忘れたかった。
なかったことにしたかった。
でも遅い、スワローにバレてしまった、劉を巻き込んでしまった、もう全部手遅れだ。
「いいトシこいて覚えてませんはねェよな、ホントはちゃんと覚えてんだろ、酔っ払ってナニしでかしたか……」
「俺っ、はっ、なにも」
「ガキの頃も一回あったっけ。母さんの馴染みに唆されて、ウイスキーかっくらって……」
「それ、は、関係ない」
「大ありだよ」
子供の頃の失敗を持ち出され反発がもたげるが、両手を縛られたピジョンにスワローの話を中断する術はない。
「あン時と同じだ。テメエから誘ったんだ」
「そんなことしてない、俺はそんなんじゃ……」
「そんな……何?」
「そんな……やらしいヤツじゃ……」
耳まで真っ赤に染めて弱々しく反駁すれば、スワローが最高のジョークを聞いたと高笑い。
「都合よく記憶喪失になってるみてェだから思い出させてやっけど、兄貴はずっと前から、それこそ剥けてもねえガキの時分からそーゆーヤツさ」
「嘘だ……」
「酒が入るとことさら面倒くせェ、誰彼かまわず野郎に色目使いだす。顔色死んでる童貞だろうが飲んだくれた馴染みだろうが、テメェをよくしてくれんなら節操うっちゃってメス顔で媚売んのさ」
「ふざけるなよスワロー、俺はお前としか……」
「俺達の身体にゃ母さん譲りのとびきり濃くて淫蕩な血が流れてる」
「お前としかヤッてない……誓って……」
「テメェひとりおキレイでいようったって問屋がおろさねえ、なあピジョンてめえは俺んことビッチだの尻軽だの言いたい放題ぬかすがお互い様だ、一皮剥きゃあそっちこそ手遅れなビッチじゃねえか、覚えてねーとか言い張るぶん始末がわりぃ。実際テメェはとんでもねェ男好きだよ、好きでもねーヤツとただで寝れんだからな。あのヘタレ童貞の指ちゅぱちゅぱおしゃぶりしてねだったんだろ、シてくれって。母さんそっくり……いンや、母さんのがきちんと金とるだけまだマシだ」
「許してくれスワロー、この通りだ……」
しっとり湿った毛先からぽたぽたと汗がたれ、涙と混ざって顔中濡らす。
下着に証拠が残っていた。
粘着く快楽の余韻が残っていた。
逃げ遅れた手を夢中で掴み、股間に導く残像の断片が、瞼の裏でチカチカ点滅する。
「最後まではしてない……劉は悪くない、全部俺が勝手にッ……手、手だけならギリギリセーフ……右手だけ……」
「オナニー手伝わせたの」
ピジョンが赤面する。
「……しょうがないだろ、一人じゃ上手くできなくて……っ、い、イけなくて……お前が俺を、そうしたんじゃないか!!」
自分でやるより他人に任せたほうが気持ちいい、ピジョンをそう仕込んだのは他ならぬスワローだ。
だからこそピジョンは、あの時ドン引きされるのも覚悟の上で劉の手を借りた。続きをしてくれとせがんだのだ。
ピジョンのいい所は、|他人《スワロー》の方が知り尽くしている。
「なのにお前がいないから……代わりに……」
「ひっでえヤツだな、劉は穴埋めか。孔埋めてもらえなくて残念だったな」
「……ッ……」
「俺の身代わりにしたのか」
「……悪いことしたって思ってる……」
最後に見た劉の顔を思い出す。嫌悪と怒りに引き攣る表情……言葉よりなお雄弁な軽蔑の顔。
絶交されても文句は言えない自省の念に駆られるが、そうでもしなければ……
「劉の手を俺の手とすりかえたの」
「…………」
「俺の手だって思い込んでヤッたの」
「…………」
無言で顔を背ける。スワローは軽く笑い、残忍そうに眸を細めて思いきり突き上げる。
「あッあああああああッあッあああああああッあ!!」
「アイツも可哀想にな都合よく利用されて、親切心からバーに連れてってやったのに。それとも下心あったのか、本人に聞いてみねーとわかんねーな」
「劉は関係なッあうッあぁっあ、俺が全部ふあッあ俺が悪いっ、劉は引いてた、いやがってたのにっンあッ無理矢理頼んで、逃げ道をなくしたんだ!!俺っ全部っぅあッ、気持ちよくなりたくて、カラダやばい、でも最後までヤッてな、ふあッやっあァあ、イッてなぃ、酔ってて頭グチャグチャで、んあッァゥあ、身体ドロドロでキツくって、ヤッてない、手、借りただけ!!」
スワローがガツガツと腰を打ち込む。
突き上げられて辛くて、奥にゴリゴリ当たって気持ちよくて、ピジョンは自分から腰を回す。
俺が悪い、全部俺が悪い、俺が淫乱だから悪い、俺のせいで皆に迷惑かかる……劉を利用した罪悪感、スワローを裏切った自責の念が膨れ上がるも、快感がそれを圧して膨張する。
「ハッ、ゴリゴリ削られて感じまくってんじゃねーか!見ろよビンビンに勃ってら、おしおきされんの好きなんだろ。劉にもそのカオ見せてやったのか、どろっどろに溶けたはしたねー顔」
「見せっ、てな、頼むすわろー、もうやめィっく、ィく」
「騎乗位は気に入ったかよ、たまにゃ見下ろすのもイイだろ。すっげー締まる……行き止まりガツガツ突かれて、前立腺もビンビンだな?この体位案外好きなんじゃねーの」
「おまえ、だって、遊んでるじゃないか、ッァ、浮気しまくってるの知ってるんだぞ……なんで俺だけ、ほどけよこれ、手、キツいんだ頼む、落ちる!」
「嫉妬かよ嬉しいね」
全然本心じゃない口調で言ってのけ、ふと真顔になる。
「……俺の本気、ひとりで受け止められンの?」
スワローの浮気癖は病気だ。
「壊れちまうぜ」
「あっあっふあっあっあんあっああっあっ!?」
「腹から声だしたほうが気持ちいいだろ、隣の部屋に筒抜けでめちゃくちゃ興奮する……そのザマじゃシーツも噛めねえ」
視界が激しく上下動し汗が飛び散る、高圧電流のような快感にくりかえし貫かれ下肢がビクビクはねる。
「兄貴、感じすぎると手の甲噛むだろ」
ピジョンが余裕のない喘ぎ声を張り上げる。
ただ喘ぐことしかできないから、よがり狂うことしか許されないから、仕方なく乱れまくる。
「はッ……はッ……」
赤く尖った先端と柔い会陰をびしょびしょに濡れそぼらせ、筋肉わななく内腿を先走りで滑らせた兄の痴態は、正直ひどくそそる。
「恥ずかしがっちゃってまあ……」
「ふゥっぐ、ゥう゛―――――う゛――――――――ッ!」
縛られた手を口元へ持っていこうとしても、意地悪く揺すり立てられ突っ伏すくりかえし。
水音に合わせグチュグチュ捏ね回され、敏感すぎる会陰がしとどにぬかるみ、結合部から体内にかけ収縮。
がくんと膝がへたれてカリ太の亀頭がめりこみ、何もしなくてもひとりでにずぶずぶ沈んでいく。
「すわろっ、ッくごめ、ふぁっああ俺が悪、かった、あッぅあッィふあっあ゛――――ッ!」
前立腺を裏漉しする串刺しの衝撃に喘ぎ、途切れ途切れに続ける。
「お前がいるのに友達を……誘った……」
謝れ。
謝るんだ。
ちゃんと謝れば許してもらえる。
「ごめんよ……」
お前が見てないところで、ひとりで勝手に気持ちよくなって。
詫びながらも粘膜のうねりは止まず、搾りとるようにグラインドさせ、かと思えば大胆に抜き差しし、一気に腰を落としてスワロー自身を咥え込む。
「俺っこんなっ、ダメな兄さんで、ィきすぎてごめん、あっああああっああ」
スワローが乳首を抓る。
「詫びる時くらい腰止めろよ淫乱、連続でイッてんじゃねーか」
弓なりに撓うからだ、大きく仰け反る喉、不規則に痙攣する体内。ヒク付く襞がペニスをギュッと頬張り、射精へと至らしめる。
「なんで謝んの?」
「浮気、した」
「なんで浮気したの」
「俺が……淫乱、だから……」
「なんで淫乱なの」
「……それは……」
「言えねえの」
「………酔っ払って……魔がさした……うあっ!?」
「なんで淫乱なのかちゃんと言えよ」
「……お、れは……お前の兄さん、で……恥ずかしいことされるの、やだけど、めちゃくちゃ興奮する……子供の頃から、で……体じゅういじくりまわされて……気持ちいいの、止まんなくって……弟にいじめられていやなのに……ひどくされると、前も奥もジュンとする……」
ピジョンの尻穴から白濁が染みだす。スワローが出した精液。
「兄貴はマゾなの」
「っ………」
「マゾなの」
「そう、だよ……悪いかよ」
お前が俺を、そうしたんじゃないか。
今この瞬間ピジョンはスワローを呪い、殺したいほど憎み、スワローは兄の鎖に指を絡めて微笑む。
「よくできました」
「もういいだろ悪趣味なお遊びは……」
自ら囁く卑語に発情したか、ピジョンの前が再び勃ち上がり始めているのを見、あっさり鎖を手放したスワローが枕の下をまさぐりだす。
「へばんなよ。本番はこれからだ」
そして彼が取り出したのは、古風なポラロイドカメラ。
ピジョンが少年時代から愛用していた母の馴染みのおさがりで、最後の家族写真を撮った宝物。
その思い出深いカメラを今、スワローが胸の前に構えている。
「俺のカメラ……どうするんだ」
白い光が炸裂。
眩さにたまらず顔を背けたピジョンの扇情的なヌードと、腹にこびり付いた白い飛沫までもを、カメラから吐き出された写真はまざまざと暴き立てる。
「ポルノグラフィー撮らせてくれよ」
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