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「…セン、パイ…」
熱に浮かされた瞳と、掠れた声で呼びかけられた快斗は、胸を上擦らせながら唾を飲み込む。
…酔えば勃たないはずなのに、なんとなく来している快斗とは違い、ゴリゴリに滾っている知徳。
これは、イッパツ抜かなきゃ落ち着いて話をするどころじゃないだろう。
そう思いながら知徳を見ていた快斗は、苦しそうに肩で息をついている知徳からその熱が移るような気がして、焦ったように視線を逸らし、唇を噛みしめた。
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