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放っておくには、可哀想すぎる。
だけど大人しくやられるなんて御免だ、と、胸の中でない交ぜになる二つの思いに揉まれていると、知徳の股間を押しつけられた瞬間、膝を立てて自身の下肢をガードした快斗の膝へ再び知徳の昂りを押しつけられ、ドキリとする。
「や、ばい…ぐちょぐちょ」
「! バカ、替えのパンツねぇだろ」
こす、こす…と快斗の膝に尖りいきり立つペニスを擦りつけながら、快感で掠れる声を出す知徳を目にした快斗は、焦った声で話しかける。
あ、でもこのチープな内装から察するにここはラブホテルのようだし、もしかしたら売ってるかもな、と思っていると、快斗の膝に股間を擦りつけていた知徳が身を起こし、自身のベルトに手をかけ、スラックスと一緒にずり下げた。
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