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  「おいッ!」  止めるどころか、余計にまずいことになりかけてやしないか?  殴ったことで正気に返るどころか、本気で犯されるのではないかという予感が快斗を焦らせる。  焦りながらも声を上げ、知徳を制止しようとする快斗を無視すると、腕を縛られて抵抗できない体を再び仰臥する。  そして後ろ手に縛った快斗の背中に枕を差し込むと、きゅっと締まった快斗のウエストが眼前にくるように固定してしまう。  無理を強いるやり方はしたくなかったけど、と内心で呟き唾を飲み込んだ知徳は、さっきの失敗を挽回するような手つきで快斗のベルトに手をかけた。 .

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