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第6話

「……う……うぅ……っ……う……っ」 部屋に入ろうとドアを開けると、中から微かな呻き声が聞こえてきて足を止める。 ドアの隙間から部屋の中をそっと覗く。 中では樹生が治朗に犯されていた。 だが、そこにいるのは樹生と治朗の2人だけじゃなく、佐野と畠山の2人…合計4人がいた。 自分の机に手をつき、腰を突き出して足を開き後ろから治朗に犯されている治朗。 ズボンと下着を左足首に絡みつかせ、足を広げて後ろに突き出している。 シャツの端を口で咥え、声を殺している樹生は目を強く閉じている。 捲れているシャツから覗いている樹生の乳首を左右にいる治朗の腰巾着である佐野と畠山がニヤニヤ笑いながら弄ったり、舐めたりしていた。 樹生の顔は羞恥と屈辱の為か、赤く染まっていたがシャツを咥えている唇の端からは血が流れている。 よく見ると鼻からも血が赤黒くこびり付いている。 -また、抵抗して治朗に殴られたのか。 (懲りないヤツ…いい加減、抵抗すればするほど治朗を喜ばす事になるって気がつけばいいのに………) いつまでも治朗に抵抗して殴られている。 「…樹生ちゃん、今日は少し痛いかもしれないけど、頑張って我慢してね~?」 「大声出した、皆が来て樹生ちゃんの恥ずかしい姿を見られちゃうよ?…部屋の鍵をかけてないから」 「そんな事を言ったら、大声を出しちゃうかもしれないだろ…なんたって樹生ちゃんは恥ずかしい事、大好きだもんな~」  佐野と畠山はそんな事を言いつつ、洗濯ばさみで樹生のツンと勃っている乳首を挟んだ。 「……………っ!!…………………っ!!………………っ!!」 樹生の躰が痙攣したようにガクガクと震え、勃起している樹生のペニスから白い液体が勢いよく噴き出る。 「はい~、またイッタ~」 「…すげ~、乳首だけでイケるもんだね~」 「樹生ちゃんは特別、インランだもんな~」 3人の笑い声が聞こえる。 -僕はそっとドアを閉じた。 以前は僕と樹生は(樹生が言い触らしていた事もあり)学校内でも公認のカップルで樹生は僕の彼氏として有名だったが、今じゃ樹生は治朗の女として有名になっている。 樹生は隠しているつもりかもしれないが、治朗は隠そうとしていない。 気が向いた時に誰がいようと、場所を選ばず治朗は樹生をどこでも連れ込み、樹生を犯す。 最初は抵抗していても、快感に負けて途中から治朗を受け入れてしまう樹生。 そんな2人が噂にならないはずがない。 ………さすがに僕がいる時はそんな事はしないけど。 知らないのは樹生だけ。 でも、治朗はいつ、どこでも樹生を襲うから、今みたいに鉢合わせをしてしまう時もある。 -気付いていない顔をするのも大変。 僕は溜め息を吐くと、その場を離れた。

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