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第7話

-樹生が変わった。 ある日を境に治朗に逆らわなくなった。 それどころか、治朗を受け入れるようになった。 治朗だけじゃなく、治朗の仲間に誘われても黙って付いていく。 ………そして、疲れた顔をして帰ってくる。 (……………何かあっのだろうか?) 気にはなったが………聞いたところで樹生は言わないだろうし………僕も何もできない。 僕に隠そうとしているのは相変わらずだったけど、治朗や皆に誘われても断らなくなったし、抵抗しなくなった。 これは僕にとっては嬉しい誤算だ。 樹生を攻める事に夢中になってくれるとこちらに注意が向かなくなるから。 -バレるとヤバい事をしている僕達にとっては。 特に、治朗にバレる訳にはいかない。 治朗は樹生と違い、感がいいから何かの拍子にバレるかもしれない。 それは困る。 全てを秘密に進めなければ。 その為に、樹生を治朗に差し出したのだから。 スケープゴートとして。 彼等から自由になる為に。 樹生は今まで僕の人生を好きなようにしてきたのだから。 樹生にいつも振り回されていた僕としては、そうでも思わないと………さすがに良心が痛む。 (僕の為にこれ位、して当然だ) そう、思わないと。 いつも僕を好きにしてきたんだから。 1度くらい僕の為に動いてもらってもいいはずだ。 オマケに樹生は嫌がってない。 嬉々として自分から治朗に尻を突き出している。 ほら、今も。 畠山と田野上、2人に同時に犯されながら。 「…いた、痛い………止めて………痛……い……いぃぃ……」 いつもの樹生からは考えられないようなか細い声が聞こえている。 「…大丈夫だよ…その内、良くなるって」 「…そう、そう…オレたち2人のモノを呑み込んでも…中がうねって…う……っ……オレ、もうイキそう……っ」 「……あ……っ………バカ……っ……そんな激しく動くな……オレも……っ………イク………っ」 2人が樹生を犯している音が激しくなる。 「………あっ………あ………っ……ま………っ…まっ…て……動……か……な………っ……い…っ……で…」 涙を流しながら樹生が切れ切れに訴えているのも聞こえないのか、2人の動きはより一層、激しくなる。 そんな2人の間に挟まれながら、樹生も揺さぶられ、涙を流している。 -でも、僕は知っている。 僕だけじゃない。 治朗も。 治朗だけじゃない。 樹生を犯した事のある人物なら皆、知っている。 2人、同時に犯され『痛い、痛い』と涙を流しても、樹生の下半身のモノはその涙を裏切り、元気よく勃起している事を。 (………樹生はSっ気があるから) あの涙は、悦びの涙。 樹生も悦んでいるんだから、問題はない……………はずだ。

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