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スミレとの生活

スミレとの軟禁生活翌日…眠るスミレを見てツバキは頭を撫でようと手を伸ばした 「…っ!!」 スミレは反射的に手を掴み、起きあがりアームロックをかけた 「わーっギブギブっ」 「ツバキ…」 スミレはパッと手を離し 「すみません…つい。目が覚めたんですね」 「はい。スミレさんひょっとしてケンカ強い?」 「さあ?防衛本能が強いんだと思います」 「あ、あの…オレどうしたら」 「このまま私と2週間セックスします」 「なっ」 「上の命令ですから。うんと淫乱に仕込みましょう」 「怖いんですけど…」 「気持ちいいことは怖くないですが?」 「なんでぇ…」 「素直になりましょうよ。ツバキ」 「う〜…逃げたい」 「逃げたらその足を折ります。痛いですよ?そのままセックスしたらさぞつらいでしょうね」 「スミレさんって…エスなの?」 「どうでしょう?私はめちゃくちゃにされたいタイプですが?私の主人があなたを仕込むよう命令されたので従うまでです」 「じゃあ死ねって言われたら死ぬの?」 「それが私の望みと合致するなら。でも、私は反抗的なんです。逃げましたから」 「スミレさん…」 「それゆえの角膜提供です。私の目が役に立つならそれはそれでいい」 「それでも…」 「猛さんは昔の偉人の言葉をなぞらえるなら咲くまで待つタイプですが…主人は咲かないなら積んでしまうタイプ。 私は咲かせるためにいろいろしたいタイプです」 「オレが従わないとスミレさんってどうかされちゃうの?」 「でしょうね。できれば…もうフィストや媚薬は勘弁願いたいですが…それくらいのことはされるでしょうね」 「フィスト?」 「知りたいですか?」 「痛い?」 「死にそうに痛いです。手を全部挿れられますから」 「ひぃっ、聞いただけで痛いって」 「じゃあ可哀想な私を助けると思って、私に心を開いてください」 スミレは真剣な眼差しでツバキを見つめた。 光の無い瞳と目が会い、ツバキは続く言葉を見つけられずただ頷き、見つめ返した

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