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第32話
「………」
『おパンツをはいて下さい』
おパンツ、どれ?
『童貞は白ブリーフしかはいてはいけませんが、今は緊急事態ですので、際どいセクシーおパンツをはく事が許されます』
ぴろーん★
「……そんな許可いらない」
『ですが、このままですとノーパンになりますが宜しいので?』
「♠〜〜」
『俺は構いませんが、いけない想像をしてしまいそうです♪』
俺に選択肢はなかった……
「はく……」
うっうっ、何が悲しくて部下のセクシーおパンツをはかねばならないのだ。
『ライト様、よくお似合いです。しかしやはり俺のでは、少し大きいようですね。本当ですと、性器の形くっきりピッチリセクシーになれるんですよ。ライト様のムスコは、可愛らしいサイズで』
ピィー
なに通信の無駄遣いしてるんだ!
モニターを切った俺は悪くない。
「……こんなのはいて、飛び出ないのかな?」
クレイ自身が『こんにちは』しないか心配になる。
『何とかおさまっておりますが、勃起すると飛び出してしまいます』
「わっ」
モニターから再びクレイが現れて、俺の方が口から心臓飛び出しそうになった。
「聞いてたの?」
『はい。音声通信になっておりましたので。俺のイチモツの心配をして下さって、ありがとうございます♪』
「〜〜〜」
そんなつもりは毛頭ない。
クッ……失態だ。
『ライト様は飛び出す心配もありませんし、安心してはいて下さいね♪』
……(# ゚Д゚)!!
ピィィィ〜〜
『ライト様?お待ちをっ。如何なさいましたか?ライト様、ライトさ……』
ピ、ピッピッ、ピィィィ〜〜
二度とモニターから出てくるな。完全シャットアウトだ。
無事脱出したら、こんなおパンツ捨ててやるッ
『ライト様』
「わっ」
モニター切ったのに、どうしてクレイがまた現れる?
『緊急チャンネルを使って通信しています』
「〜〜〜」
『一つ言い忘れた事がありまして』
「……なに?」
『実は今日、色違いの同じ物を俺もはいています。おそろですね♪』
ピィィィ〜〜ッ
「クレイうるさい!」
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