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第18話
目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。
「あれ?僕何でここにいるんだっけ………」
記憶を思い起こしても、なかなか思い出せない。何だっけ………大事な事を忘れているような………
「!!!!!」
そうだ、お母さん!お母さんが交通事故に遭って…あの男性の車に乗って家まで送ってもらうところだったんだ…………
早くお母さんのところへ行かないと。
起きあがろうとしたら、腕がぐっと引っ張られた。
何故か腕はベッドに拘束されていて、足も同じくベッドに繋がれていた。
ど、どうして………?
そして、あろうことか僕は服を着ていなかった。
状況を上手く飲み込めず僕は慌てた。
「助けて!誰か助けて!」
すると、ドアが開き誰かが中は入ってきた。
「やぁ、澪。おはよう。よく眠ってたね。可愛かったよ。」
その人はあの時僕を助けてくれた男性だった。
「なんですかこれは!僕をここから出して!」
「そんなに怒らないでよ。ようこそ、僕たちの愛の巣へ。今日からここが澪の新しい家だよ」
「ど、どういうこと………?」
「言葉の通りだよ。澪は今日から僕とここで暮らす。学校ももう行かなくて大丈夫。毎日僕の帰りを待って、夜は僕と愛し合う。ただそれだけさ。とっても素敵だろう?」
「な、何を言ってるの……?そんなの僕は望んでない」
「それは関係ないよ。僕がそうしたいから、そうする。きっと澪も気に入ると思うよ。さあ、今日はめでたい日だからパーティでもしようか」
「嫌だ……家に帰りたい…帰して……」
「せっかくお祝いしようとしたのに、澪は悪い子だ。悪い子にはお仕置きが必要だね。」
「お仕置き……?」
「フフッ楽しみだね」
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