18 / 25

第18話

目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。 「あれ?僕何でここにいるんだっけ………」 記憶を思い起こしても、なかなか思い出せない。何だっけ………大事な事を忘れているような……… 「!!!!!」 そうだ、お母さん!お母さんが交通事故に遭って…あの男性の車に乗って家まで送ってもらうところだったんだ………… 早くお母さんのところへ行かないと。 起きあがろうとしたら、腕がぐっと引っ張られた。 何故か腕はベッドに拘束されていて、足も同じくベッドに繋がれていた。 ど、どうして………? そして、あろうことか僕は服を着ていなかった。 状況を上手く飲み込めず僕は慌てた。 「助けて!誰か助けて!」 すると、ドアが開き誰かが中は入ってきた。 「やぁ、澪。おはよう。よく眠ってたね。可愛かったよ。」 その人はあの時僕を助けてくれた男性だった。 「なんですかこれは!僕をここから出して!」 「そんなに怒らないでよ。ようこそ、僕たちの愛の巣へ。今日からここが澪の新しい家だよ」 「ど、どういうこと………?」 「言葉の通りだよ。澪は今日から僕とここで暮らす。学校ももう行かなくて大丈夫。毎日僕の帰りを待って、夜は僕と愛し合う。ただそれだけさ。とっても素敵だろう?」 「な、何を言ってるの……?そんなの僕は望んでない」 「それは関係ないよ。僕がそうしたいから、そうする。きっと澪も気に入ると思うよ。さあ、今日はめでたい日だからパーティでもしようか」 「嫌だ……家に帰りたい…帰して……」 「せっかくお祝いしようとしたのに、澪は悪い子だ。悪い子にはお仕置きが必要だね。」 「お仕置き……?」 「フフッ楽しみだね」

ともだちにシェアしよう!