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第19話

そう言ってお兄さんは何かを取りに行った。 その間に何とか逃げ出そうとしたけど、 手足を縛られている為どうにもできない。 動けば動くほど縛られている部分が食い込み、 痛みが走った。 無駄な抵抗だとわかっていても、 一刻も早くここから逃げ出したかった。 「助けて!誰か!助けて!」 叫んでみても声は虚しく響くだけで、 ただただ僕の声が部屋にこだましただけだった。 ガチャッ 「ダメじゃないか、澪。いい子で待っててくれないと。またお仕置き追加だね。」 部屋に入ってきた彗は、 僕の慌てる様子を楽しむかのように、 唇に笑みを浮かべていた。 「さぁ、悪い子にはこれを使おうね。」 彗が手にしていたのは、 見たこともない、でこぼこしたものだった。 「な、なに…………」 「知らないの?あぁ、澪は本当に純粋なんだね。まさに僕の望んだ通りだ。これは澪の中を広げる玩具だよ。僕と一緒に気持ち良くなるための準備をするんだ。」 「そんなのいらない…」 震える僕に、彗は一歩ずつ近づいてきた。 「フフッそんなに怯えないで。澪も絶対気にいると思うよ。」 彗は僕の両足に触れ、いきなり左右に大きく開いた。そして、あろうことか僕の尻穴をじっとりした目で見つめた。 「あぁ、澪のここはこんなにもきれいなんだね。早く僕のものを入れたいよ。」 そう言って、そこに指を入れた。

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