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第20話
ぎちぎちと音がしそうな位、痛みが走った。
潤滑剤なしで無遠慮に入れられた手に、
僕のからだは悲鳴を上げていた。
「い、痛いっ………抜いて、抜いてよ……」
「あぁ、ごめんね。あまりに澪が可愛くてクリームを忘れてた。このクリームには澪がもっと気持ち良くなれるようお薬が入ってるんだ。たっぷり塗ってあげるね。」
そう言って彗はクリームをたっぷり手に取り、
僕のそこに塗りつけた。
「んっ……………」
「どうだい?気持ちいいだろ?効果が出てきたらもっと気持ち良くなるよ」
彗はクリームをどんどん僕の中に入れていった。
僕は今まで感じたこともないくらい、
全身が火照って、熱がそこに集中していた。
「あっ………やだ………そこ…んっ………」
「ここが澪のいいところなんだね?もっと気持ち良くしてあげるよ」
執拗以上に同じ箇所を攻められて、
僕はわけもわからずただ喘いでいた。
これは本当に僕の声なんだろうか………
「んぁっ………あっ……や……もう……」
その時、何か大きな波がきそうな気がした。
「あぁ、澪。イキそうなんだね。いいよ、イッて。僕の手でイかせてあげる。」
彗の指の動きが激しくなった。
僕のいいところばかりを刺激し、
円を描くように中を掻き回した。
「やっ…んっ…………でる………でちゃう………やだ………んっ………」
目の前がチカチカと眩しくなり、
僕の背は弓形になり、大きくのけぞった。
呼吸は乱れ、うまく息ができない。
「ハァハァ………………」
「おめでとう、澪。お尻だけでイケたね。
初めてでお尻だけでイケるなんて才能あるよ。
やっぱり澪は僕だけのものだ。誰にも渡さない。」
まだ呼吸が整わない僕の唇に、舌が割入ってきた。息が苦しい。
「んっ………はっ…ん…………んぁ…」
力が入らず成すがまま唇を貪られる。
僕の舌を追いかけるように彗の舌が入ってくる。逃げても逃げてもまた絡め取られ、次第に深くなってくる。
意識が遠のいていく………
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