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33.安請け合いはしちゃいけない
寝る必要も、食事の必要もないから日付の感覚も全然ない。
時々魔王が「仕事に行ってくる」と出かけるのを見送ることで、何日か経ったということに気づくぐらいだ。それぐらい僕はずっと魔王に抱かれ続けている。
魔の国はみながみな好き勝手に暮らしているけど、魔の国にはごはんになる魔力がそれなりに濃く満ちているので全然問題ないみたいだ。人間だと食糧の他に服とか住むところも考えないといけないけど、魔の国には広大な土地があるからみんな好きなように住んでいるし、身体も丈夫だから服も着なくて平気らしい。
それでも住みたい場所とかが被っちゃってたまに争いは起こるらしい。個人間の争い程度ならかまわないけど、一族総出でみたいな形になると魔王に出てきてくださいという話になるみたいだ。
それでも魔王は話し合いで済みそうなことなら出て行かないし、地形が大幅に変わるとか、魔族が百人とか千人単位で死にそうでもなければ見に行く程度らしい。以前はそれすらも面倒くさがって行かなかったらしいけど、イオールとか他の魔族も自分たちが巻き込まれなければどうでもよかったらしい。
「……それは国っていうのかな……」
国って国民を守る為の機構ではないのだろうか。
「別に住んでくれと頼んでいるわけでもないからな」
魔王は何がいけないのかと首を傾げた。
価値観が違うのだからそこはしかたないのだろう。確かに、ごはんの心配もないし、住もうと思えば土地が広いからどこでも住めるし、衣類もいらなければそれでいいし。……うん、問題ないかもしれない。
じゃあ犯罪は? と考えた時、基本が弱肉強食の国だから誰も気にしないようだ。問題があるとすればせっかく産んだ子を殺されたり奪われたりする場合もないとはいえないこと。一応それについては魔王も嫌みたいで、誰かが産んだ子どもをどうこうするのは厳罰に処すという。
それを聞いたら魔王のことがもっと好きになっちゃって、魔王にいっぱい尻穴をほぐしてもらってたっぷりしてもらった。
「しゅきっ、旦那、さまぁっ、しゅきっ、らのぉっ、あぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
涙も涎も喘ぎ声も止まらない。魔王は僕に好きって言われるのが好きみたいで、僕が好き好き言うとイチモツがぐぐーって暴れてしまう。その度に余計に感じてしまうからたいへんだった。でも魔王のこと大好きだから好き好き言ってもいいよね?
魔王の凶悪なイチモツで奥をずんずん突かれちゃいながら、イオールにちんちんをしゃぶられてしまった。
「やぁんっ、ちんちん、らめっ、らめぇっ……!」
ちんちんそんなにちゅくちゅくしゃぶられたら頭おかしくなっちゃうってばぁ。
でもイオールがやめてくれるはずがなくて、萎えたら玉まで一緒にしゃぶられて悶絶した。イッたばかりのちんちんいじられるの、本当にだめ。でも身体がびくんびくん跳ねっちゃってどうしようもなくなってても、そのままいじり続けてほしかった。
「ふふ……だめなんて言っても、身体は正直ですよ? イッたばかりのおちんちんもずっとかわいがられるのが好きでしょう?」
「やらぁっ、あぁんっ、あんっ、あんっ!」
イッちゃって萎えたちんちんくにくに揉まないでぇ。気持ちよすぎて頭おかしくなっちゃうからぁ。
「ひぃあああっ!?」
またぱくりと玉も一緒に咥えられてぐちゅぐちゅとしゃぶられてしまった。あまりにも気持ちよすぎて、魔王のイチモツを入れられているのに腰がへこへこ動いてしまう。
「クルトの快感は心地いいな。もっと私を満たせ」
「ひぃいいんっっ!?」
両方の乳首を強く引っ張られて捻られる。普通されたら痛くてたまらないはずなのに、尻穴とちんちんに与えられる快感がすごいせいか、そんなことをされても快感しかなかった。魔王は僕の反応に気をよくして、そのまま何度も僕の乳首を捻ったり潰したりしていじめた。
おもらしもしたし、潮も噴いたし、何度も射精した。そんな僕をみんな愛しそうに見ながらいじるから、僕は嬉しくなってもっと抱いてほしいと思うのだった。
そういえば魔王の服はどうしているんだろうと思って聞いてみたら、アラクネという裁縫が好きな魔族がせっせと服を作っては魔王城に献上しているのだそうだ。
そういうのって面白いなと思った。アラクネが作る服は収縮自在らしくて、よっぽど大きくならない限り破れることもないらしい。アラクネは女性型の魔族らしく、子を成す時は他の魔族に強制的に射精をさせると聞いて僕は震え上がった。
「奥さまは魔王様の伴侶ですからアラクネに捕まることはございません。ですが種はほしいと言われることはあるかもしれませんね」
イオールに言われて涙目になった。
「ああ、でも大丈夫ですよ。私が口に留めた物を使えばいいだけですから。奥さまの種が欲しいという者は多いのですが、提供なさいますか?」
「え? 提供?」
「はい」
イオールは当たり前のようにそんなことを言った。
「提供するって、精子、だよね……。提供するとどうなるんだ?」
「魔族たちはますます奥さまを好きになるでしょう。女性型の者たちに種を寄こせと迫られることはございません。女性型の者たちについては私が応対しますので」
「そ、そう、なんだ……」
僕はちら、と魔王を見た。そういうのってどうなんだろう。
「クルトがしたいようにすればいい。基本的に魔族は自然発生するが、数が増えているとはとてもいえないからな。クルトの種で生まれる魔族ならば弱いということもあるまい。みなを守る子たちとなるだろう」
「そ、それなら……いい、よ?」
イオールはにっこりした。
「奥さま、ありがとうございます」
精子を提供するのはいいけど、そのおかげでずっとちんちんを愛撫されることになってしまったのはどうかと思った。
頭バカになっちゃうううっ。
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