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「はははっ。何だよ……くくっ」
「ふふっ……。亮介、どうしたの?」
「寛希からどうぞ。ずっと待ってたんだろ?」
「じゃあ……」
ひとしきり笑うと、寛希の雰囲気が変わった。再び緊張感を漂わせてはいるが、同時に自信も溢れていた。
「亮介。学祭前と、あと昨日、突然キスしてごめん。いくら男でも、突然するのは本当に申し訳ないって思ってる。だけど、俺は真剣に亮介のことが好きだ。友達じゃなくて、その……恋愛感情として。亮介は俺と出会ってからずっと、一切媚びを売ることがなくて、ありのままの俺でいていいんだって思わせてくれて、そこがとっても嬉しくて……」
「そ、それ以上はいい!」
顔を真っ赤にした亮介は、寛希の言葉を遮ってぐっと距離を縮めていく。一瞬寛希の目を見てから、顔を近付けて唇を重ねる。
「……わりぃ。でも、俺も、寛希のことが恋愛感情として、好き」
「亮介……」
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