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 人が来る可能性が全くないわけではないが、今は寛希の言葉通りにしたい欲が勝っていた。  亮介はズボンの前を寛げようとチャックに手を伸ばす。しかしその手は、下ろそうとしたところで止められた。 「何だよ……」 「俺がやりたい。それで俺のは亮介にやってもらいたい」  熱を孕んだ視線が願望を色濃くさせる。抗わせない力があるような寛希へ、亮介は手を伸ばす。  亮介が思っていたよりも寛希は触れられたかったらしい。寛希のペニスに直接触れただけで、一気に硬度を増していった。 「どんだけ、だよ……あっ」 「亮介だって。……ねぇ、手動かして……」 「あっ、うっ……こう、か……?」 「うん……」 「人のなんて、やったことねぇぞ……」 「俺も。そんな感じで……。亮介も、気持ちいい?」 「っ……あっ、そこ、は……」

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