38 / 40

38

 互いに視線がぶつかると、どちらからともなく唇を重ねる。上も下も全てが一つになったような、そんな感覚が広がっていった。 「んっ……んむっ、はあっ!!」 「亮介、亮介……」 「も、もう、イキそう……っ!!」 「俺も……んっ」  寛希がピタリと動きを止めたと同時に、亮介のペニスから白濁が溢れ出てきた。互いの腹部を白く染めてもまだ、ドクドクと溢れ続けている。  亮介の中にいる寛希のものは、脈打ちながら薄いゴムの中で白濁を出していた。荒い呼吸の寛希が、必死に亮介の身体を支える。 「寛希……」 「なぁに?」 「気持ちよすぎて、ヤバい……あっ」  寛希のペニスが亮介から抜かれた。今にも倒れそうな亮介を支えつつ、ぎゅっと抱き締めて顔を寄せる。 「好きだよ、亮介」 「んっ……」  優しく重ねた唇に触れつつ、亮介は寛希の身体をぎゅっと抱き返した。

ともだちにシェアしよう!