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「どうしたの?」 「……二人きりでここにいると、なんかムラムラしてくる」 「じゃあ、ヤる?」 「今はちょっと……。みんなが落ち着いたらいい、かな……」  ボソボソと話す亮介に、寛希の顔が近付いてくる。なぁに、とわざと問い返す素振りを見せつつ、寛希の唇が亮介の頬に触れる。 「寛希……」 「あはは、ごめんごめん。こっちの方がいいよね」  そう言うと、今度は亮介の唇にキスを落とした。軽く触れ合うものではあるが、亮介の心は舞い上がっていた。 「疲れたし少し休もうぜ」 「うん」  寛希は亮介の肩を抱きながら、倉庫の中で広い場所へと移動していった。  今までやってきた行為が、今は触れ合うと意識させられてドキドキさせられるものになっていた。それでも、寛希の温もりを感じられることが、亮介はとても嬉しくなっていた。

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