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研修医未羽、採血訓練

研修医の今、ぼくはあくま…もとい佐久間先生と対峙していた。 「先生にぼくが採血するんですか!?なんで」 「ちょ、紫藤先輩?翌日から早速業務を教えるのはいいけどなんで俺が実験台?先生が犠牲になってください」 「断ります。私の美しい腕には失敗して絆創膏ベタベタにされたくありませんので」 「ぼくが失敗するの前提なんですね?はは…はは」 未羽は乾いた笑いをあげた 「まずは準備です。何をやるにしても準備が大切です。さて針は何ゲージを使う?使用物品は?他科では看護師が採血そのものまでしてくれますが、うちは患者のことはほぼ私たちの仕事と思ってください。死ぬ気でついてきなさい」 「は、はい。えと22で細い場合は23で。スピッツ、駆血帯、酒精綿、絆創膏準備okです」 「正解。針捨てBOXも近くにおいて針刺しにはくれぐれも気をつけなさい」 「え…えとみぃ大丈夫だよね?前期でマスターしてるよね?」 「ぶっちゃけ、苦手です。失敗したらごめんなさい」 「う〜…なんか患者の気持ちわかる気がする。 怖いんだけど!紫藤先輩、助けて〜」 「佐久間。あなたは未羽の指導医でしょ?違いますか?」 「ちがわない…」 「じゃあ、いきます」 「あ〜待ちなさい。彼らは暴れてきますからそんな構えないこと。余計に大変ですから。雑談を交えてさくっとやる。はいどうぞ」 「え…えーと…」 「み、みぃ〜。怖いって!」 「はぁ。未羽そこに座りなさい。採血訓練中止。腕を出して。ついでだからあなたの定期検診です」 「え?いきなり…」 「ほら早く」 「はい…えとお願いします」 「なかなか素直になりましたね?10年前は結構手がかかる子だった気がしますが?小さなちんちんをさらに縮みあがらせて震えていましたよね?」 「いやもう大人なんで…そこもちゃんとでかくなりましたっ」 「もう彼女はできましたか?」 「あ、いや…それが」 「かわいそうにせっかく射精できるようになったのに。使わず仕舞いですか?この際だから佐久間にセックスを教わればいいです。それとも私にしますか?ぜひ見たいものです」 「なっ何言って!!えっち」 「はいおしまいです。しかし重要ですよ?陰茎部への刺激から乳首、口内、前立腺…触り方から射精への導き方まですべて勉強しなくては」 「早い…痛くなかった。すごい…すごいけどなんでセックスを教わる相手が佐久間先生?」 「あなたの指導医だからですよ。私もサポートはしますが…頑張りなさい、新人」 紫藤は颯爽と医局を後にし、佐久間と未羽のみが取り残された 実験台…まぬがれてよかった、、 佐久間はほっと胸を撫でおろした。

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