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こころ&ゆき
「ごめ…。ここ。なんてゆーかめちゃ嬉しくて抱きつきたいけど…おしり痛くて…抱きつけないや」
「ゆき。気持ち悪くないの?」
「無いよ無い。いま、オレもすっごく幸せな気持ち」
「佐渡局長は明後日くるのでこの件についてはまた報告しておきましょう」
「先生たちは怒んないの?」
「どうしてです?」
「だってこんなの普通じゃない」
「普通…ね。じゃあ私は普通じゃありません。私がセックスしたいのは女性では無いので」
「「ええっ」」
「そんなに驚きます?男だろうと女だろうと上質なホルモンを出す行為をして、睡眠、食事がしっかり摂れればある意味正常ですよ。あ〜…でも2人でセックスするならきちんとお勉強してくださいね?なかなかにデリケートなので」
「「セックス!?」」
ゆきとこころは声をハモらせ、紫藤は不思議そうに首を傾げた
「?」
「先生っ恥ずかしい!」
「何を恥ずかしがる?したくなりませんか?たくさん突かれてめちゃくちゃに喘がされたいとは思わないのですか?ゆき」
「突く…喘ぐって」
「逆でした?てっきり私はそうだと…まあリバーシブルも悪くありませんが」
「先生…さっきから謎なこと言ってる気が…」
「もうバレてもなんでもいいです。あなたたちが退院してくれればそれで。どうせ何か用があって院に来たのに会いもせず消えてしまうような間柄ですから。さて、このまま2人でここにいますか?それとも部屋に戻ります?」
「え?」
「どうする?」
「部屋に行こうか」
「分かりました。看護師を呼びましょう」
紫藤はご機嫌よく看護師を電話越しに呼んだ
「今日はゆきが頑張ったので予定より早く終わりました。迎えを」
紫藤は電話を切るとひらひらと手を振り、処置2を退室した
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「行っちゃった…。ゆき?あの先生っていつもあんなのなの?」
「終わったらすぐどっか行っちゃうよ。マイペースだよね。すっごいこと言いだすから今日はびっくりしたけど…」
2人は寄り添い看護師が来るまでのわずかな時間幸せな気分に浸っていた
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