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佐久間の過去4

横になった由宇に瀬谷が近づき、上体を屈めると由宇は警戒して壁の方を向いた 「由宇、いい子だ…」 瀬谷は剥き出しになった由宇の首筋にキスを落とし、由宇の頭を優しい手つきで撫でた。 もどかしいようなくすぐったいような微妙な感覚に 「ん…ぁ」 由宇は声を漏らし、その反応に瀬谷は目を見開き 「お…感じたか?」 さらに反応を確かめようとふぅと由宇の耳元に息を吹きかけた 「んんっ…っちが感じてないし」 「そうか?感じているように見えるが…」 「ブジーとかいうのやるならさっさとやればいいだろ?こんな変なピリピリするやつ着けなくてさ!いちいち変態くさいっ」 「昨日君はそれで泣いただろう?」 「そ…それは…痛いんだよ、アレ」 「大丈夫。このブジーは電気は流れない。だからそこまで痛くない。しかし、そっちがいいかい?一応あるよ」 「や!やだよっ。こんなんして治るわけ?」 「やってみる価値はある。というよりこれは通過点だ。本当にやりたい検査はこれじゃない」 「はぁ?何それ?なんかめんどい。やればいいんだろ?やれば。やれよ」 由宇は観念して左手で顔を隠し、体の力を抜いた 「由宇?何してる?」 「恥ずいから隠してる」 「退かしなさい」 「なんで?」 「表情が見えないと急変に気がつけないだろう?」 「急変するようなことされんの?俺」 手の端から佐久間は瀬谷を睨んだ 「怖い目が見えるね。よっぽど大丈夫だろうが出血の可能性もあるし、痛みに弱い子だとパニックを起こすかもしれない。心配だから顔を見せてごらん、由宇」 「麻酔使ってよ」 「ゼリー状のものは使うが効果があるかは分からない。なるべく力を抜いて暴れなければすぐ終わる」 「普通そこって大丈夫だよ〜とか言わないもん?」 「嘘はよくない。さ、長く話して決心が鈍るとまずいから始めよう。まずはいま話したゼリーを塗るぞ」 瀬谷はやや反応を見せている由宇の陰茎の先端にゼリーを垂らした 「…うぅ。変な感じ」 佐久間は不快な感触に眉を寄せ、瀬谷は佐久間の表情を見ながら太めの金属棒を手に取りゼリーを塗りつけていった 「ね、マジにそんなん入る?」 「これは真ん中のサイズだから入る」 「…うぐっ」 陰茎を垂直に立てたまますっと8cm程を挿入し壁を感じたところで瀬谷は陰茎を横に倒して微調整をしながら奥へ奥へと棒を進めていった 「いい゛っ!いっ痛いっ先生痛いって!!」 「知ってる。おっぱいに集中しようか?由宇」 「おっぱい?このピリピリなんかじゃ、紛れないって!」 「分かった分かった」 瀬谷は片手を離し、電気機械のスイッチを強にした 「あぅーーっちがーうっやぁーーっっ」 不意に電流がアップしたことで由宇は涙を浮かべながらのけぞったが、瀬谷は構わずブジーの挿入を再開した。

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