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祖父江の診察(直腸診)
「ぅあ…っっ」
ついこの間、周防にされたように身体の内部に指が押し入ってくる感覚がし由宇は声をあげ、息を飲んだ
「なるべく力は入れない方がいい。あと、息を詰めるな。吐け」
「い…いたい…無理」
「吐く!!」
「は…はぁ…」
「もっと深く長く」
「はぁーーー。っいやぁあっっ痛いっ痛いっっ抜いてーっ」
由宇の力が抜けると一気に祖父江は2指を根元まで挿入し、動く由宇の下半身を左手でがっしりと抱えグリグリとナカをいじった。
抵抗が強くかなりの締めつけを感じ、祖父江は渋い顔をした。
「指2本で…この様か。進展があまりよくないな…縦方向は慣らせばいけそうだが…横は微妙だな。だとすると…次回使う道具はあれがいいか」
独り言を呟きながら指をぐりんと回し腹の方に手のひらを向けるとナカの膨らみを祖父江は押した
「い゛ったっーい」
「若干だが前立腺肥大あるな…このくらいならマッサージでいけると思うが…ちょっとマッサージするぞ」
「ぃあ゛っ?ひっ…やぁああっ」
あまりの痛みに由宇はシーツを掴み足を震わせ、尻の位置を落とした
「尻。下ろすな。ほら、頑張れ」
「あ゛っうっ…痛いーっひぁあもうやだぁっ!うう゛っ」
ぼろぼろと流れ落ちる涙をねぐうこともできず、由宇は唇を血が出るまで噛んだ
「よし…そうだな、まあ今日は初回だし、体調不良のようだからこれでいい。ほらおしまい」
パンと祖父江は由宇の尻を叩いた
「めちゃくちゃに泣いてんな?由宇。泣き虫」
由宇はカチンときて祖父江に飛びつき、猫のように手を出し祖父江の頬を掻いた
「っ〜…」
「嫌いっ」
「手癖の悪い…嫌いで結構。遠慮なく鬼になれる。またな少年」
頬から流れでる血を祖父江は手の甲で拭い、不敵な笑みを祖父江は浮かべ、由宇の部屋から出ていった
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