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先生たちの協力
周防はしばらく考え、ちょこんと椅子に腰掛けゴクっと唾を飲み込み、両手をそれぞれきつく握りしめた
受け持ちとして見届けないとあかんよな…
めちゃ怖いけど、、
臣くんはもっと怖いやろうし
がんばれー臣くん
「…」
そんな様子の周防を見て祖父江は
「偉いな、周防?逃げなかったか」
周防を褒めながら処置台を初期位置に戻し安全ベルトを解き、時が経ちドリンク休憩を挟んで泣き止み落ち着いた臣を横に抱いて処置ベッドにそっと優しく移した
「検査はおしまい。よく頑張れたな?臣?」
よしよしといつもの調子で祖父江は臣の頭を撫でた
「先生…もう怒ってなか?」
「大丈夫。怖かったか?」
臣は祖父江に膝立ちで飛びつくようにして抱きつき
「怖かった…怖かったけん…っ。もう、俺あんなことせんよ?痛かことも怖かことも頑張るけん、怒らないでほしか…っ」
「分かった分かった。頑張れば俺は怒らない。怒る必要がないだろう?いい子は褒める」
「うん…っ」
臣が嬉し涙を浮かべた。
あぁよかったやん
臣くん。うんうん、嬉しいやんなぁ
って、あれ?
瀬谷先生…不穏な動き。
ローション持って何しよん…?
え…?ローションで指濡らしてる…
まさか、まさかだよな?
祖父江にいい子いい子されて完全に油断してる臣の剥き出しの尻肉の片側を瀬谷は持ち上げ露出した後孔にローションで濡らした中指をゆっくりと挿入していくのを周防は目撃した。
臣の体がビクンと揺れる
あー…可哀想に。やっぱりやりよったわ
「んぁあっ」
不意をつかれて臣は驚き、祖父江にしがみついた
「やぁっ…祖父江先生、怖いよ」
ぷるぷると震え瀬谷の指を締め付けると、祖父江に助けを求めた。
「よしよし。検査終わったけど、今から治療な?ちょっと痛いときもあるけどしがみついてるといい」
「い…痛いの?」
「大丈夫」
怖かよー…隅で見守る周防にすがるような視線を送ったが目をそらされた。
うー…むーちゃんのいじわる
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