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由宇 赤ちゃん化続く
「んく…ん…っ」
臣は片手に哺乳瓶を持ち、もう片手で由宇の額を撫で
「よしよしいい子やね?」
「ゆ…由宇…臣…きみたち、普段からそんなことを?」
「瀬谷先生、これみんなには内緒やけん。しー」
「しかし…かわいいですね。佐久間先生ってここ数年仏頂面ばかりだったから新鮮です」
「西さんもしーね?南さんに言うたらいけんよ?」
「分かったよ。今のうちに血、採っちゃうね」
手際よく由宇の腕を縛ると、瀬谷も同じように反対の腕を縛りほぼ同時に針を刺した
「っんん…ぷは…痛いぃ」
「由宇、いい子いい子」
「おみぃー、もういらない」
由宇は臣の手を強く握り、イヤイヤと首を左右に振った
「よしよし、おぶうはもうよかね?後ちょっとで終わるけん頑張ろう」
「う…うん」
「1セット目OKです」
「こっちもOK。あとスピッツ分を…西、点滴チューブ取ってくれるかい?」
「はい」
「よし、繋げた。鎮静剤を…」
「はい」
「由宇、チクン終わったって。よかったね?」
「うん。おみ抱っこは?」
両手を伸ばし由宇は臣に抱っこをせがみ
「よしよし抱っこ」
臣は由宇を抱きしめ背中を撫でた
「泣かずにできて偉い偉い」
「…ん。帰る?」
「帰れないけん。お泊まり」
「おみは?」
「え…どうしよう帰らないといけんと思うばい」
「いいよ。許す。8番の部屋が空いてるから使いなさい」
「や…やだ…みんなにバレる」
「スタッフは仕方がないよ?由宇。患者さんには接触しないように食事は2人分運ばせるから大丈夫だ」
「う…それなら…泊まる…ケプっ」
「ふふ。上手にゲップ出せたね?由宇」
「ん、眠い…」
「効いてきたかな?由宇、おいで」
「ん?先生ぇ抱っこ?」
「そう、抱っこ」
素直に瀬谷に抱かれ、椅子に座らされると由宇の足はベルトで固定された
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