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涼木 前立腺液を採取される

教科書上でその原理は分かってた。 前立腺炎圧出法(ぜんりつせんえきあっしゅつほう)ー 文字通り、前立腺に力を加えて押し出す方法 つまり 指を使って前立腺をグリグリと触って中の液体を尿道口側に押し出して前立腺液を採取するってことで…知識として知ってはいた。 しかし、実際やられるとなると…痛い…。 脂汗が… ぶっちゃけ…こんなに痛いとは思わなかった。 自然と涙が出る。 しかも…恥ずかしすぎる 痛くて泣くなんて何年ぶりだ…? 「い゛いっ痛いぃっ…ぅ…う…や、やめっ…あぅっ…」 「頑張れ、大雅。痛いだろうが強めにマッサージしないと採取できないから耐えろ」 「ひぃっ…ぁあ゛…っむ…り」 無理だ…。耐えろって佐渡先生サラっと言うけど、おしりからぐいぐいとナカを圧迫されて、いつの間にかちんちんのアナには採取用のカテーテル…辛すぎる 「っぅ…ぅぐ…ぅうっ」 「佐渡、水分を摂らせる。尿量が足りない」 「分かりました」 「ほら、大雅。お水を飲んでくれるかい?」 「ひく…っぅ…い、いら…ない…」 「これも検査の一環だから頑張れ」 「ぅ…はい…コクコクゴクン…」 「はい、よく頑張った。あと少しで終わるよ」 「も…もう無理…」 「佐渡、充分とれた。終わっていいよ。このままエコー行こうか」 「分かりました」 エコー…エコーなら痛くも痒くも…って思った瞬間に肛門に感じる痛み 「あぅっ」 「たーいが。力みすぎ」 「エコー…エコーって…こっち」 「おまえ、まさか経腹と思ったのか?場所が場所なんだから経直腸に決まってるのに」 「ぁ…あ…ちょっと…ぁあ」 ナカをグリグリと回されて観察され、感じたことのない感触と恥ずかしさに涼木は悶え 「新しい扉開きそうか?」 「ち、違う…俺はそっちは一切するつもりないんで…っ」 慌てふためく涼木に佐渡は笑い、ギリギリまでエコーを抜いて再度エコーをナカに押し戻した

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