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大雅、詩乃の過去に泣く

涼木の困惑している雰囲気に気づき、奈南は涼木から指を抜き涼木の両肩を押して涼木を寝かせて体位を変えると屹立(きつりつ)した涼木の陰茎のゴムを取り替えローションを垂らし、自分のナカへと挿れていった 「んっっ…おっきぃ…」 「しっ…詩乃さん!?」 「騎乗位…久々だから、、きつい…」 「大丈夫?痛くない?」 「大丈夫…苦しいだけです。ふぅー…」 奈南は大きく息を吐き、涼木の胸に手をついて馴染むのを待ち 「ね、大雅?さっき、何を考えていたの?」 「え…あ、あの…その」 「何?」 「詩乃さんの初体験とか過去が気になって…」 「聞いてどうするの?」 「どうって…どうもしないけど……」 興味もあるけど、詩乃さんの過去に嫉妬する自分がいる… 恋人じゃないのに、、気になるとか図々しいけど…やっぱり気になる 「ミチタカに言う?」 「え?なんで道?」 「2人の内緒話でなら話してあげるけど、ミチタカに言うなら教えてあげない」 「言わないよ?」 「じゃあ教えてあげる。はじめては18の時。8つ上の男性看護師さん。当時、大学の先輩で憧れだった宵先輩に雰囲気似てて好きになって付き合いはじめたんだけど、その人(めい)さんって言ってね、明さんが看護教員になってすぐに海外研修に行くことになって別れた」 「え…それは、、辛かったね」 「うん…そっから恋愛の仕方分からなくなっちゃっていろいろあって今にいたる」 「その後、その人とは…?」 「1年後に帰ってきて空港まで迎えにいったよ。でも会わずに帰った」 「え?どういう…」 「宵先輩がいたんだよ」 「へ?」 「明にぃって呼んで抱きついてた。知らなかったけど明さんと宵先輩兄弟だったんだ。バカだよね?明さんの名札なんてしっかり見てなくてまわりも明さんって呼んでたから苗字知らなくてさ…そんな痛すぎる過去だよ、ぼくの過去は」 唇を噛みながら話す奈南に感情移入して涼木は涙を流した。

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