845 / 1209
大雅、余計なお世話
涼木の激しい突き上げに奈南は快感に包まれ髪を振り乱した。
「あ…っあぁん…っ大雅ぁ!いいっいいよ〜」
「可愛いっ、詩乃さん」
くやしいなぁ…詩乃さんのはじめてを知る人がいるなんて
そして、その人が詩乃さんをえっちに育てた。
今の道と俺みないなもんだけど…。
詩乃さんの若い頃を俺はまるで知らない。歳の差がくやしい…
しかも、その相手が真尾師長の兄だなんて…
真尾師長は知っているのか?
それもだけど…詩乃さんは本当に後悔しないのか?
俺なら…絶対後悔する。
詩乃さんとの関係を終わりにはしたくないけど…このまま詩乃さんが幸せになれないのは辛い。
たぶん俺じゃ、隙間を埋めることはできても幸せにはできない…
くやしいけど、、
詩乃さんはこんなに俺の病気と真剣に向き合ってくれるしいい人、こんな人は幸せになるべきだ
「…がっ…大雅!」
「へ?」
「へじゃないよ。えっち中に考えごとしたら嫌です!」
「ごめん」
「ぼくとのえっちそっちのけで考えるって何事なの?」
「いや…余計なお世話かもだけどさ、、明さんだっけ?会ったほうがいいよ。詩乃さん」
「?」
「真尾師長に頼めば会えると思うんだ」
「何を言って…」
「このままだと絶対後悔するって!」
「大雅のばか…」
「え?」
「今日は帰る。また明日。ジャージ借りるよ」
「し、詩乃さん!?」
大雅をナカから抜き、ジャージを履くと奈南は涼木の部屋から出ていった
ともだちにシェアしよう!