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ワイルド宵さん

「フリーズ…してますね?」 「ああ、かなり顔を引きつらせて驚いているな。はじめて見たわけでもないのに」 「な、なんで…また繋がって…」 「したいからです」 「し、師長ー何言ってっ」 「師長である前に僕は人間です。三大欲求ですから。お腹が満たされたから今度はこっちを体が求めています」 「師長…可愛い見た目してなんてワイルドなんですか…」 「若さの秘訣です」 「あ、あの…消灯なので寝て…」 「やです。まだ実継さんが足りません。それが満たされたら眠くなるので寝ます」 「いやいや、祖父江先生が夜勤の時はどうしているんですか!まさか寝ずに出勤を?」 「そういう日もありましたねぇ…。後はおもちゃで誤魔化してみたりでしょうか?」 「おも…ちゃ」 喜んで自分から使うのか…この人は…。 詩乃さんも道隆も恥ずかしがって自分からなんて滅多にないのに…驚きだ 「そうおもちゃ。おもちゃといえばいまエネマグラ装着していますか?」 「は?」 「だから、装着していますか?」 「してません。するわけないじゃないですか!」 「なんで?どうしてですか?簡潔に述べなさい」 「なんで…って。質問の意味が分かりません」「21時30分にトレーニングの予定だったはずです。ならば、それに合わせて装着するくらいしてきなさい!」 「はははっさすが、宵らしい理屈だ」 宵の発言にハマり実継はいつもより少し声高く笑い、目を細めた

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