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瀬谷先生お手伝い

「ところでどれくらいぶりかな?喘息発作がでるのは」 「10数年ぶり…でしょうか…」 壁側に体を横に向けて寝させられている紫藤に瀬谷は話しかけ、瀬谷の方に顔を向けようとする紫藤を佐渡は紫藤の後頭部に手を添えて顔の位置を戻し 「縁。腰を痛めるからねじるな。顔はこっち」 「や。こほんっこほん、見えないと…怖いの分からないですか…っ?」 「そうだな。怖いよな?でも、壁を向いて」 「イヤ…。何をしようとしているんですか?ただでさえ辛いのに…ごほんっ怖がらせないでほしいんですが…っ」 「うんうんそうだね、怒れちゃうし辛いね。熱も久しぶりかい?」 「そうです」 「体調を崩すと普段より気弱になったりするからね。無理をしちゃいけないよ?」 「無理をしているつもりは…」 「しんどいのを楽にしたいかな?」 瀬谷は冷蔵庫から坐薬を取るとごそごそと包みを剥き 「そう…ですね」 「よしよし、じゃあ楽になるようにお手伝いしてあげようね。少し痛いよ」 「え…?んっっ」 入ってくる感触が不快で紫藤は眉を寄せ 「んやっっ…何をっ!?」 紫藤は瀬谷に不意をつかれて、身をよじって抵抗をした

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