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あれから…

あれから10年の月日が経過した… 上司である指宿巧の家から出て、来栖幸と更科蓮は同棲を始めた。 セキュリティのしっかりしたオートロックマンションを選び、仲睦まじい生活が続いていた 「っあ…ぁ、蓮…っ蓮」 「幸…いいか?」 「うんっ。気持ちいいっっ」 2人は夜勤の時をのぞき、毎夜のようにお互いを求めあっていた 「いよいよ明日だな?緊張してるか?」 「ん…ちょっと」 幸は猛勉強の末、看護大学に合格し看護師になった。 すぐにでも更科と働きたかったが、更科、指宿双方に反対されこの3年総合病院で働いた。 3年経った今、幸は指宿の精神科病院への転職を決めいよいよ初日が明日に迫っていた 一方、更科は精神科医として歩み、10年になった 今では立派な精神科医だ。 たまに、感情制御が難しく幸を鳴かせることもあるが順風満帆の日々を送っていた。 反対はしたものの一緒に働けるのは嬉しい。 診察室やいろいろなところで悪戯をするのも楽しそうだと更科は内心ニンマリしていた。

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