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「でも、その前に」
「その前に、なに?」
「お前も服、脱げよ。俺だけこんな格好じゃ、恥ずかしいだろ」
手の影から覗きながら、ソナタがそう言った。
「う、うん」
そう頷き、着ていたものをすべて脱ぎ捨てる。その後で、ソナタの服もすべて脱がせた。
「いくよ」
「お、おう」
観念したように力を抜いたソナタのお尻の穴に、僕のモノをあてがう。ゆっくりとおしこんだけど、すぐに何かに引っかかり、ソナタが苦し気な声を出した。
「だ、大丈夫?」
「あ、ああ」
でも、やめる気なんか、ない。ごめんね、ソナタ。お願い、僕を、受け入れて――
ずりゅっという感触。また引っかかり、ソナタがうめき声をあげた。
その声が、ブレーキどころかアクセルになって、僕を動かす。
少し腰を引き、そしてまた押し出す。さっきより深く入ると、ソナタの体がピクンと跳ねた。
「痛い?」
「だ、大丈夫だ」
手に隠し切れない苦しげな表情。ああ、なんてエロい顔なんだろ。そんな顔見ちゃったら、僕の欲望にまみれた本能が、暴れ出してしまうよ……
出し入れを少しずつ強く、そして速くしていく。そのたびに、ずりゅっずりゅっという音とともに、僕のモノがソナタの中へと入りこむ。
「ソナタ、ごめんね」
僕はそう言うと、もう我慢できなくなって、それから一気に奥までついた。
「あ、あああっ」
ソナタがたまらず体をひねる。それを覆いかぶさって、抱きしめた。
「僕のおちんちん、ソナタの中に入ったよ」
耳元でそうつぶやいてみる。
「い、いちいち言わなくていい、だろ」
「だって、うれしいから。入ってるの、分かる?」
ゆっくりと引き抜き、また奥へと押し込める。
「分かるにきまって、あっ、あっ」
「ソナタ、かわいい」
「ば、ばか、なんで俺がかわ……あっ、あっ!」
僕の動きに合わせてソナタが声を出す。はじめは苦し気だったものが、次第にどこか湿り気を帯びた声へと変わった。
くちゅっくちゅつという、音。なんて、いやらしいんだろ……もっと、もっと。
「カナタ、も、もっと、ゆっくり」
「ごめん、とまらないよ……」
部屋の中に音が広がる。ソナタの体をしっかり抱きしめ、僕は夢中でソナタの体をむさぼり、味わった
「な、なんか、ごりごり、当たる」
「ソナタ、きもち、いい?」
僕の問いかけに、でもソナタは答えることができず、その代わりにあっあっという喘ぎ声を出した。
「ソナタ、もっと、もっと感じて」
「べ、別に、感じてなんか……あっ、あっ」
もやもやとしたものが、僕の奥底からこみあげてくる。
とうとう、とうとう……
「ソナタ、僕、もう、出そう」
「な、中に、だ、出すのか?」
「だめ?」
そう聞いても、ソナタは答えることができずしばらくあえぎ続ける。
とまらない。とめられない。こみ上げてくる。
「ソナタ、もう」
「な、中にだして、い、いい、ぞ」
喘ぎ声の中でソナタがそう答える。その瞬間、僕のモノが欲望の詰まった精液をソナタの中へと吐き出した。
「ああ、ソナタ、出る、出てるよ」
ソナタの中で、僕のモノが何度も跳ねる。
「カ、カナタ、な、なんか、へんだ、なんか、くるっ」
突然ソナタが、僕をぎゅっと抱きしめた。
「ソナタ?」
「んんっ!」
ソナタが詰まったような息を吐く。ソナタの指が僕の背中に食い込んだ。
ソナタの体がプルプルっと震えると、僕のお腹に温かいものが広がった。
そのまましばらく抱き合う。そしてまた、舌と舌を絡めあった。
「ソナタ、いったの?」
「ば、ばか。いちいち言わなくていいって」
急に恥ずかしくなったのか、ソナタが顔をそむけた。
体を離すと、ソナタと僕のお腹の間でドロッとした液体が糸を引いた。
「ソナタ……うれしい」
ソナタのお腹に顔を寄せ、その液体を舌ですくった。
「お、おい、だからきたないって」
ソナタが止めるのも構わず、それを一滴も残らないように、僕は舌でなめとった。
こくんという音とともに、僕の中へとソナタの精液が落ちていく……
「おいしい」
自然と顔に笑みが浮かぶ。ずっと夢見てた、願っていたこと。それがクリスマス・イブにかなうなんて。
「お、おう」
「ねえ、ソナタ」
再びソナタに抱き着き、口を寄せる。
「キス、しよ」
「えっ、いや、お前、俺のを」
「おいしいよ」
そういうと僕は、そのままソナタの唇を奪った。
「うげ、なんか変な味」
ソナタが渋い声を上げる。
「ふふふ、そう?」
「当たり前だろ、自分のなんか」
「じゃあ」
少し意地悪しちゃおうか。
「僕のなら、飲んでくれるの?」
そう尋ねると、ソナタは照れたように顔をしかめる。
「カ、カナタのなら、別に、いいぞ」
そしてまた顔をそむけた。
「お、俺はお前の『彼女』だからな」
ソナタ……ほんとに僕をキュン死させるつもり?
「ずっと?」
「も、もちろん、ずっとだ」
そう言うとソナタは、今度は自分から僕の唇を奪った。
二人で、幸せに、堕ちていこうね。
ソナタ、愛してる。
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