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 口の中に広がるソナタの味。絶対、そんなことはないはずなのに、どこか甘くて、とろけるような味。  先端にある穴に、舌をチロチロと這わせ、こじ開けるように舌の先っぽをねじりこむ。 「そ、そんなとこ、キタナイだろっ」  慌てた様子でソナタが僕の頭をつかんだ。  キタナクなんか、ないよ――  その手にあらがうように、口の中で滑らせながら、ソナタのものを奥まで咥えこむ。 「ああっ」  たまらず、ソナタの口から喘ぎが漏れた。  ねえ、もっと。もっと聴かせてよ――  小刻みに頭を前後に動かしてみると、そのたびにソナタの口から小さな声が漏れ出てくる。そのたびに、ソナタのモノから雫があふれ出した 「お、おま、そんなに、したら、だ、だめだっ」  したら、何?  何が、だめ?  そう思った瞬間、僕の口の中をどろっとした粘り気のある液体が満たした。  アア……ソナタノ、セイエキ…… 「わ、わるい、我慢できなくて、は、早く出せよ」  放心状態の僕に、ソナタがティッシュを差し出す。  ノミタイ……ノミタイ……  その欲望をぐっと我慢。軽く頭を横に振って、口の中のものを手のひらで受ける。 「だ、大丈夫か?」  ソナタが僕を心配そうにのぞき込む。ソナタ、優しいね。 「大丈夫。ほんとは、飲んであげたいけど、今は、我慢」 「の、飲みたいって、カナタ」 「横になって」  なおも何かを言おうとするソナタを制止し、右手をソナタのお尻へと…… 「ちょ、何を」 「痛くないように、ほぐすんだよ」  大量の白いねばねばが、僕の手からソナタのかわいらしい穴に塗られていく。 「お、おい、カナタ」 「なに、ソナタ」  ソナタのお尻の穴は、もうべちょべちょになっている。でも、中はまだだよね。  ゆっくりと、人差し指を秘められた穴へと差し込んだ。 「ま、待てって」 「ちょっと、気持ち悪いかもだけど、少し我慢して」 「いや、だから」 「ほら、入っていくよ」  めりめり? それとも、にゅるっかな。  まるで音が聞こえてくるみたい。僕の指が、ソナタに入ってる……  そっと、指を動かしてみた。 「んんっ」  お尻の穴がきゅっとなって、僕の指を締め付ける。 「な、なあ、おいつ!」 「何、ソナタ」 「も、もしかして」  ソナタの手が、僕の頭を掴んだ。 「もしかして?」 「そ、その、もしかして、い、入れるのか?」  ソナタの顔が少しこわばってる。 「うん……だめ、かな」  そんな顔も、かわいいね。 「だめとかじゃなくて」  くにゅくにゅと、指を動かしてみる。やっぱり、力が入ってるね。 「入れて、いい?」  でも、もうこれ以上待てないよ。  戸惑うソナタ。でも、止まらないんだ。止められないんだ。  さっきからはち切れそうなほどに硬いままになってる僕のモノを、ソナタの小さな穴へと押し当てた。 「そ、それ、せ、せっくすじゃ、ない、のか」 「うん、そうだよ」 「そんなことしたら、もう、友達に、戻れない」  そうだね。ソナタ、『彼女』になってくれるのは、今日だけって言ってたもんね。でも、もう友達になんか戻りたくないよ。 「ソナタは、いや、かな。友達に、戻りたいの?」  動きを止めて、ソナタをじっと見つめる。  ソナタ、ソナタ、ダイスキダヨ…… 「お、お前は、カナタは、それでいいのかよ」 「うん。もう、友達に戻りたくない。友達にはもう、戻れない」  じっと見つめあう。沈黙の永遠。  ふっとソナタが息を吐き、そしてその体をベッドにゆだねた。 「カナタがそうしたいなら、俺もそれで、いい」  そして赤くなった顔をぷいと横に向けた。 「い、いいの?」 「ああ。だから」  そのままソナタは手で顔を隠す。 「入れて、いいぞ」

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