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二枚の舌が絡まり、溶け合う。口の中にあふれる唾液は、果たして僕のものなのかそれともソナタのものなのか、もうわかんないよね。
「ぷはっ」
息継ぎをするためにソナタが口を離してしまった。そのままハァハァと少し荒い息を吐いている。
口の中にたまっていた液体。それを、のどを潤すようにゆっくりと飲み込む。
コクンと、それが音を立てた。そのまま僕の体の中へと落ちていく。
ソナタの、体液。もっと、もっと欲しい。
「電気、つけてもいい?」
そう尋ねたが、僕はその答えを聞く前にドアに近寄った。
「いや、待ってカナタ」
その声を合図に、僕は照明のスイッチを押す。
再び僕の前に、サンタ・コスチューム姿のソナタが現れた。
「ごめん、点けちゃった」
なめるように見る――というのはこういうことなのかな。でも、ソナタのすべてを見逃したくない。一生消えないくらい、その姿を瞳に焼き付けたいから。
「ば、ばか、そんなに見るなって!」
ソナタは、スカートであることが一番恥ずかしいみたい。足を閉じ、その裾を押さえるけど、その姿が余計に僕を狂わせちゃうよ、ねえ、ソナタ。
「お、おい、カナタ」
ソナタの顔が赤い。ソナタでも、こんなに照れるんだね。
「ちょっ」
ソナタが軽い声を上げる。もつれ合って、ベッドに倒れこんだ。
「ごめん。あまりにかわいくて」
ソナタを上から押さえつける。もちろん、僕の力なんてソナタに比べれば弱弱しいもので、はねのけようと思えばそうできるよね。
「な、なんか、いつもと違うぞ、カナタ」
「それはソナタのせいだよ」
ソナタの首元に唇を寄せる。同時に僕の右手はソナタの太ももから這い上がり、スカートの中へ……
「ま、待てってカナタ」
首から耳元へと舌を這わせる。「んっ」という吐息がソナタの口から洩れた。
「好き。大好きだよ、ソナタ」
「な、なにをするつもりだ」
「今日は、好きなことしても良いって言ったよね」
自分のモノが、もう熔けそうなくらいに熱くなっているのが分かる。それに……痛いくらいに硬い。
ねえ、ソナタ。僕のが、ソナタの中に早く入りたいってきかないんだ……
「いや、そ、そうだけどっ!?」
僕の手がブリーフ越しに、ソナタのモノに触れた。
「硬く……ソナタのおちんちん、硬くなってる」
「ば、ばか、言うなよ」
「なぜ? ねえ、ソナタ。なぜ、硬いの?」
なぞるように、なでるように指を這わせる。それに呼応するように、ソナタのモノがピクンと跳ねた。
「な、なぜって、そ、そりゃ」
「なぜ? 教えて、ソナタ」
手のひらで、その愛おしいモノを包み込み、そしてゆっくりと動かしてみる。
「ば、ばか、そんなこと、聞く、なっ、あっ、あっ」
ソナタの口から洩れる喘ぎ声。いつもはかっこいいソナタの、かわいらしい喘ぎ声。
「気持ち、いい?」
そう尋ねると、ソナタは「うるさい」とつぶやき、両手をクロスさせて、自分の顔を隠した。
態勢を起こし、スカートをたくし上げてみる。でも、ソナタは顔を隠したまま動こうとはしなかった。
ブリーフに手をかけ、ゆっくりと下げる。その中から、束縛を解かれたソナタのモノが飛び出し、そして硬くそそり立つ。
僕は我慢できずに、それを口の中へと咥えこんだ。
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