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第40話

エレベーターの中からユキ先生と身体を繋いでいた。 ズボンを引きずり下ろして、むき出しになった尻に突き立てた。 オメガの孔は簡単にアルファを受け入れるからちょうどいい。 ユキ先生はブツブツ言ってるが、孔の方はオレを欲しがっていたのがすぐ分かる。 絡みつき締め付けてくるそれを、乱暴に動いてぐちゃぐちゃにしていく。 「クソアル・・ファ!!・・ク・・・ソガキ!!」 それでもユキ先生は罵ってくるが、もう尻がやらしく揺れているから気にすることない。 エレベーターの壁に手をついて崩れ落ちそうになる身体を支えて、激しく乱暴に突き上げ続けた。 クソアルファ クソガキ 先生が喚く。 言葉で喋れるのがたいしたもんだ。 さすがプロだ。 オメガに手加減はいらない。 というより、アルファ以上の肉体の強度を持つのがオメガなのだ。 オメガをどんなにアルファが酷く犯しても、オメガはそれを楽しめる身体なのだ。 エレベーターから出ても、繋がったまま人が来ないことをいいことに通路でそのまま立ったまま犯した。 オメガの中でぶちまけないと頭がおかしくなりそうだったからだ。 可愛い可愛いキョウちゃんにこんなことをすること等絶対ないが、ずっと衝動を耐え続けていたのも事実だ。 キョウちゃんが可愛いければ可愛い程、衝動は押し殺されていく。 絶対にキョウちゃんに向けるわけにはいかない衝動が。 思いのまま貫く。 思い切り腰をぶつけ、ぐちゃぐちゃに掻き回す。 オメガの孔はショウちゃんの可愛い繊細な穴とは違って、それに耐え、それどころかそれ以上を欲しがってくる。 濡れて蠢き締め付けて。 ベータなら最初の一撃で腹が裂けるようなそれをオメガは喜んで受け入れる。 強欲で淫らな孔だ。 いいっ いいっ もっとぉおお 先生が本音をぶちまけ始める。 アルファ無しでいられないのはオメガも同じなのだから。 オレも本性をむき出しにする。 アルファという化け物になる。 いいっ すごいいぃいい 奥に奥に頂戴!! ユキ先生はもうクソオメガで、欲しがって自分から腰を揺らしてる。 それを吼えながら喰らっているオレもクソアルファだ。 オレ達の声にドアを開けてオレを見たベータ達がいたが、直ぐにドアを閉めた。 オメガを犯すアルファ程、獣のような生き物はいない。 邪魔したら殺されることくらいわかる。 「キョウちゃん・・・たまんねぇ可愛い・・」 オレはオメガの孔を使いながら、可愛いかったキョウちゃんを思い出す。 泣きながら逃げる身体を押さえつけ、その中を味わったこと。 可愛い、繊細で狭い、そして暖かいキョウちゃんの中。 思い出すだけで悶えた。 その感触を思い出しながらキョウちゃんには絶対にしないことをする。 めちゃくちゃに引き裂く。 壊してやりたいこの衝動を思い切りぶつける。 激しく抉り、ぶち抜くように貫く。 こんなことキョウちゃんにしてたまるか!! だがアルファの本能が痺れる程にそれがしたいと叫ぶから。 そうする。 この孔にはそれをしてもいい。 うひぃ あひぃ うごぅ オメガはそれを受け入れ、さらにそれを欲しがるのだから。 もっとぉ もっとぉ 叫んでる。 崩れ落ちたオメガを床の上に押さえつけて、吠えながらさらに抉った。 腹をぐちゃぐちゃに引き裂いて、中をミンチみたいにしたくて。 こんな衝動。 キョウちゃんにはむけられない。 キョウちゃんが死んでしまう。 孕ませろ。 本能に従い子宮へと注ぎ込む。 飢えが満たされる感覚があった。 オメガがラブホテルの通路で絶叫する。 死ぬかのような叫びに、満足する。 でも、まだだ。 繋がったまま抱えあげ、部屋に入る。 オメガの中はまた蠢き欲しがっている。 ここにいるのはユキ先生じゃないし、オレでもない。 ただのアルファとオメガだ。 互いの肉体が必要なだけの生き物だ。 「もっと寄越せ!!」 俺は吠えた。 オメガが尻をくねらせ始める。 オレは部屋には入ったが、ドアの前でまたオメガを犯していく。 ベッドに連れて行く余裕すらなかった。 可愛いキョウちゃん。 可愛いキョウちゃん。 綺麗なキョウちゃん。 キョウちゃんにはこんなオレは絶対に見せない。 こんな獣みたいなことは絶対にしない。 乱暴に腰をぶつけながら、オメガの乳首を血が滲むまで噛む。 ひいいいい はひいいい 痛みに悦びオメガがイク オメガはアルファに何をされても喜ぶのだ。 そういう風に出来ている。 オメガもまた孔でオレのペニスを食らっている。 好きなだけ食わせてやる。 たっぷり出してやる。 キョウちゃんの中で出した時の、あの感動はない。 飢えが満たされる感覚はあっても。 キョウちゃんにはしないことをする。 痙攣している身体からひきぬくと、頭を掴み、顎を掴んで開けさせるとそこへ自分のペニスを押し込んだ 喉を犯す。 喉を塞ぎその奥まで擦る。 苦しむオメガを見て興奮する。 いつかキョウちゃんの喉を犯す時はちゃんと口や喉を開発してから、出来るだけ苦しまないように気をつけてする。 こんな真似してたまるものか。 頭を押さえつけて、喉を性器として無理やり犯すような真似なんて。 それでもオメガはイク。 オメガは何をされてもアルファに感じるから。 そしてオレも。 オメガに注ぎ込むと、オメガにしか与えられない充足感が与えられるのだ。 本能なんて。 なんて最悪。 精液に噎せるオメガを引きずるようにしてベッドへ連れていく。 まだだ。 まだ足りない それはユキ先生も同じだっただろう。 ベッドに着くなり、オレのペニスにしゃぶりついてきたのはユキ先生だったからだ。 「もっとぉ・・・欲し・・い」 ユキ先生は言った。 オレも同じだった。 だから。 もっと犯した。 こんなの。 セックスですらない。

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