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③
森宮「なぎー、ここだろー。」
備品室で棚の列を一つずつ見て歩く
「なーぎー」
もうすぐで最後の列
「泣ヒック、ヒック、ゔー‥ヒック、ゴホッゴホッ!」
泣きながら嗚咽している、堪えきれていない声が聞こえてきた
森宮「みっけ。」
見つけるとそれ以上何も言わずに横に座った。
2人が横に並べるギリギリの棚と壁の間に子供と白衣の医者がピッタリはまった。
しばらく何も話さず、沈黙の後白衣の医者が視線は真っ直ぐ向こうを見て話した。
森宮「検査は嫌だな、でもみんな心配するから隠れるのやめような‥」
男の子ら泣きながら体育座りで腕に顔を埋めた。
森宮「泣いてても先生達怒らないし、頑張って治療してるのも分かってるからな」
凪「ぼくは、ヒック泣、もゔぃや泣」
白衣の医者が自分の体を男の子にピッタリくっつけて、もたれかかる。
〜10分後
森宮「さ!頑張るぞ」
立ち上がり泣き止みかけていた男の子を抱えた
⁈
「ぃや泣、あー!!はなせ!いやー‼︎泣」
バタバタしながら叫び、それでも医者は何も言わずに歩き続けた
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