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ガラガラ。 処置室のドアを開けるとオレンジ色の壁紙の部屋にテキパキ準備をしている看護師さんが数人いた。 医者「おー、盛大に暴れてる笑 今日は大変そうだってマキちゃんに聞いたから助っ人しにきた!」 森宮「はい到着ー、助っ人呼ぼうと思ってたから助かる。な?凪」 バタバタ暴れる男の子をベッドに降ろし、白衣を脱いだ。 すかさずもう1人の医者が男の子の体を抑える。 凪「おりるー!泣部屋帰るー‼︎泣泣痛いー!」 医者「うそだー?まだ痛くないよ。凪ちゃんこの検査終わったら俺とマリ○しよ?俺また強くなったから負けないからね!」 気を紛らわすのに片手は手を繋ぎ、男の子の背中をさすりながら話しかける 凪「いたいのいやー!!泣泣へや、がえるー!!しない〜検査!泣」 繋いでいる手を離そうとしたり、ベットから降りようとしたりしてみるが思い通りに逃げられず泣きながら訴えるしかない。 森宮「やるよ。」 備品室の時とは違い、淡々と準備をしていた森宮先生がベッドの横に立った。 男の子は泣きながら座った体勢から動かない。

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