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「まいと先生ー!俺も抱っこしてー」 病室へ向かう途中、プレイルームから短髪のヒョロっとした中学生くらいの背の高い男の子が両腕を伸ばして歩いてきた 医者「凪ちゃんで両手ふさがってます笑」 短髪の男の子は医者の肩に手を置き歩きながら 「だよなー、先生あとで売店行きたい」 医者「売店?何買うのー?お菓子はダメだよ、ご飯食べなきゃね」 両腕で泣いている男の子を抱えて、短髪の男の子には肩に手を置かれてかなり大変そうに歩きながら会話する 「お菓子は買わないよ、ご飯。唐揚げとかーあとジュース」 医者「凪ちゃんついたよ、はいベッドでゆっくり休もうね。」 まだ泣いている男の子をベッドに降ろし、男の子がうつ伏せに寝転がるとベッドに腰掛けて背中をトントンしながらもう1人の男の子と会話を続ける。 医者「宗介明日検査だったよね?売店はいけません。ご飯足りないかもしれないけど、明日検査終わってからもりもり食べれるから、な?」 「もういい、マキちゃんに頼むから」 そのまま男の子は病室を出て行った。 医者「マキちゃんに言ってもダメだぞ〜」 スタスタ歩く後ろ姿に向かって言った。 そうしているうちに泣いていた男の子もうとうとしてきて、重そうな瞼が閉じた。

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