1 / 49
仕事
「ルカさま?今日のご依頼が…」
白髪年配のルカ専属執事が丁重に頭を下げ、話しかけたのは鴻巣 ルカ。調教師を生業にしている、青年。
年齢は非公表だが今年で26になる。
普段はオークションクラブのお抱え調教師だが、たまにこうして専用のアドレスに依頼メールが届く
「分かった。スマホに転送してくれ」
〝明後日。x xシティーホテル1800号室ー楠 〝
転送された文章を読みルカはスマホを胸ポケットにしまった
「やれやれ…行きますか」
重たい腰を上げ、ルカはクラブ調教室へと乗り込んだ。
趣味ではない…
ただ…愛されたい、必要とされたいその一心で始めた。
いつしかクチコミが広がり専用のメールアドレスに調教先が記されるようになり、クラブとは別で〝仕事〝をこなした。
今日の仕事はまだ初日の子だから…きっと骨折り苦労するだろう…
期日までに仕上げねば、、
ともだちにシェアしよう!