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第4話※
ーー時刻は深夜。
朦朧とする意識の中、宮に運ばれ優しくベッドに降ろされる。頭は先程よりは冴えてきたが、体がとにかく怠くて重い。ここはホテルかだろうか。
「和夏くん大丈夫?」
「・・・・・体が思うように動かない。な、んで」
「へーきへーき、なあんにも怖いことなんてないからねえ。和夏くんはこのまま横になって気持ちよくなってればいいよ」
「それってどういう、」
ことだと言い終わる前に、唇に柔らかい物が当たる。目の前には宮の顔があり、キスをされてるのが分かった。ギシッとベッドが沈みんだと思えば俺に覆い被さってくるのだ。
「っな」
「・・ん、」
驚いて僅かに口を開けた瞬間を宮は見逃さなかった。唇の隙間に割って入ってきた舌に俺の舌を絡め取られてしまう。ちゅぷっと舌先を吸われ、顎上を刺激されれば下半身があっという間に熱を持ち始めるのだ。
「ねえ和夏くん、俺とのキスきもちい?」
「っ、んなわけ・・・ふ、」
反発しようとすると今度は優しく唇を合わせてくるのだ。ちゅ、ちゅ、と何度も角度を変えるついばむようなキスだった。
「っは、やめ、」
「ふ、やめていいの?和夏くんのここはこーんなことになってるのになあ」
「っ、ちが、これは.....っ」
「・・へえ?なにが違うの?」
張り詰めている下半身を優しく撫でられれば、びくっと全身が震え、思わず「んっ」と声が漏れ出てしまう。
「可愛いなあ。ここ気持ちいいねえ。もっと色んなとこ触ってあげるからね」
「っあ、」
ズボンとパンツをずるっと剥き取られ、熱を持った性器があらわになる。そして、なぜか上着とTシャツまで脱がしてくるのだ。
「っえ、なんで、」
「どーせ後で全部脱ぐでしょ?それと、」
宮は尻の割れ目の奥、固く閉じたそこをすり、と撫であげてくる。
「っな、に」
「このかわいーここに俺の入れるんだから、ちゃんと全身気持ちよくして慣らさなきゃでしょ?和夏くんが痛い思いするの嫌だからさあ」
「え、俺が下.....?俺はタチだって.....」
「ねえ和夏くん、君って絶対受けの素質あるよ?」
ちょっとごめんね、といきなり両脇に手を差し込まれ持ち上げられたかと思えば、足の間にすとんと降ろされる。後ろから宮の息がかかってくる体勢になると、なんとなくこの体勢はやばい気がしてきた。
そう思ったのもつかの間、後ろから手が伸びてきて胸を優しく撫でられる。乳輪をくるくると指先で刺激されるのだ。
「っ、やめろ。男なのにそんなところ気持ちいいわけない、」
「・・・そうかなあ」
その間も乳輪の刺激をやめない。そんなところ感じてたまるかと歯を食いしばり声を出さないようにすると、「意地張っちゃ駄目だよ」と甘い声が降ってくるのだ。膝から内ももまで手で優しく撫でられながら乳輪を刺激されると、あっという間に上半身の突起が熱を持ち始める。
「・・っ、それ、待っ」
「だーめ」
つんっと立っている乳首を指で摘まれ、くにくにと刺激されると胸全体にびりびりとした感覚が駆け巡るのだ。思わず「あっ」と声が漏れ出てしまう。すると頭の上から「ほら、気持ちいでしょ?」と声が降ってくる。
「ーーこっちも可哀想なことになってるから触ってあげるねえ」と下半身のピンと張り詰めた物をきゅ、と握ってくるのだ。
「っ、あ、そこは本当に、や」
「・・・ふうん?」
俺の静止も聞かずに握った物を上下に扱いてくるのだ。相変わらずもう片方の手で乳首を刺激されている。
「っや、ぁ・・っ、ん・・・・っ」
「・・あー可愛い。本当可愛い。気持ちいいねえ和夏くん」
男に可愛いとか言うな、と思いつつ耳元で囁かれる宮の声が媚薬のように脳内でぐるぐる回り、弄られている所がどんどん敏感になっていくと、更に快感が体中を刺激するのだ。
「ん、・・・っは、・・・・・あ・・っ」
「あはっ・・・、気づいてる?和夏くん。俺の手、君のカウパーでべとべとなんだけど。そんなに気持ちいい?」
ほら、と手のひらを目の前で広げてくる。全体的に濡れていて、尚且つ指と指の間で白い糸がべとーっと引いている。すると恥ずかしくて一気に顔が熱くなっていくのだ。
「っ、見せるな、」
「恥ずかしがり屋さんだねえ。ほっぺた真っ赤っかで可愛い」
食べちゃいたいなあ、と頬に何度も口付けをされると、目の前で広げていた手でいつの間にか性器を再び握られていた。
「ごめんごめん、こっちも弄って欲しいよねえ」と、上下に扱きながらぐりっと亀頭を親指で刺激される。驚いて「ひぅっ」と声が漏れ出る。そのままぬちぬちと刺激を与えられると、なにかが込み上げてくるのだ。
「っひあ・・・・・ああ、・・っも、・・・離、」
「和夏くん、もしかしてイきそう?さっきより俺の手べしょべしょだよ?」
溢れ出る先走りを性器全体に塗りたくりながらひたすら性器を刺激されると、もう限界だった。
「っや、あっ・・・やめ、も、イくっ・・から・・・・・っ」
「いいよ、和夏くんが気持ちよくなってるところ見せて?」
「可愛いねえ和夏くん。気持ちいいねえ。イこう?」と、頭上から声が降ってきたと思えば、扱く手を早められるのだ。
すると、びくびくと熱を持ち麻痺する身体中から込み上げてきたものが、下半身の先からぴゅっと飛び出してくる。
びくびくと体が麻痺し力尽きた俺は背後の宮にもたれかかる体勢になると、「よしよし、上手くイけたねえ。和夏くんえらいえら~い」と、優しく頭を撫でられる。
・・・正直めちゃくちゃ気持ちよかった。いや気持ち良かったが、「よしよし良い子だねえ」と頭を撫でられると恥ずかしさでいたたまれなくなり、恥ずかしさやら気持ちよさやらで頭の中の整理が追いつかなくなる。
すると、
「ーーあと何回イけるかなあ?」
と予想していなかった言葉が頭から降ってくる。性器の奥の固く閉じた部分、何も受け入れたことのない場所をすり、と撫でられるとびくっと肩が震えてしまうのだ。
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