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side. Subaru
(俺は……)
″アナタが好き────″
そう口に出来たなら、どんなに幸せだろう。
貴方が俺に求めるモノの形が、
全く違うモノだとしても。
弱り切った心が引き起こす、
一時の過ちだったとしても。
俺は……アナタが欲しいです。
「おねがっ…昴く…」
「…は、い……」
もう一度膝を抱え、円サンの蕾に俺のモノをあてがう。
クチュリと互いの体液が混ざり、音を立てて。
ゆっくりと、出来る限り優しくアナタの内を目指し…
「んんッ…アァ─────…!!」
俺の性器を受け入れる、円サンの秘部。
鈴口、亀頭を易々と飲み込んで…
なのに息が詰まるほど、俺のモノをギュッと締め付けてくる。
「…くっ……!」
「あっ…ふぁ…っ…!!」
いくら馴らされたと言っても、所詮は異物。
その不快感は、変わらず円サンを襲っているだろうに。
閉じそうになる目を必死で開き、ずっと俺から離さない。
まるで、今自分を抱く者が誰なのかを、
焼き付けるかのような…
きっと不安で仕方ないんだ。
「はぁ、円サンッ…!」
じっくり挿入を進めたつもりが、意外と早く全てを収めて。
「アアッ…!!」
最奥に到達と同時、一際色めく円サンの身体。
締め付けが強まって俺自身も興奮し…更に質量を増した。
「んンッ、ぁ……」
両手を突いて、口づけを交わす。
唾液が零れ落ち、円サンの顎を濡らしても構わず深く、絡まる。
「動いても、いいですか…?」
「ん…いー、よ……」
もう一度だけキスで触れて。
俺はゆっくりと腰を押し進めた。
「はぁッ、あ…んンッ…」
吐息を漏らし、甘い声で鳴く円サン。
中で緩く抜き挿しすれば、腸壁の襞が亀頭を掠め。
ソコにより強い快感をもたらす。
ダメだ…止まれそうにない。
それでも、晃亮からされてきた仕打ちが頭を過ぎって。遠慮がちに腰を打ちつけていたんだけど…
「あっ…ああ…昴くッ…」
「円、サン…?」
頭だけ起こした、円サンに名を呼ばれて。
「…動い、て?もっと…じゃなきゃ、」
“足りないよ────…”
切なげに、そう訴えてくるから…
なけなしの理性は呆気なく崩れ去った。
「あぁッ!…ンッ、ハァッ…!!」
一心不乱、アナタの中を無遠慮に犯す。
決して独りよがりではなく、ちゃんと貴方の許しを得て。同じ場所を求め、ひたすらに腰を打つ。
いつも静かな部屋、締め切った窓に外からの音など一切聴こえはしない。
歓喜の涙で喘ぐ円サンと、俺の獣じみた荒い息遣い。
パツンと弾ける、円サンの尻に赤みが差すほど激しく響くピストン音。
そして結合を知らしめる、卑猥な粘着音。
どうでも良かった。
この行為がとても危険な過ちだって事も、
円サンが晃亮の『所有物』だって現実も。
貴方は確かに俺を欲しがり、
俺も欲しくて堪らないから。
貴方は俺の腕の中、その秘部に俺を繋ぎ留め。
俺だけを感じ、涙に濡れ、幸せそうに微笑んだから…。
今だけは。
ふたり罪に溺れる事を、どうか許して下さい。
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