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あとがき。

確か鈍色は、昔サイト巡りをしていて。 舎弟扱いの不良クンが、いつも悲恋な感じの作品にしか出会えず悶々としてしまい…昴が生まれました。 敢えて最強な晃亮ではなく、彼が主役。 力ではなく愛が勝る、 そんな感じにしたかったんです。 DVなんて洒落た言葉が出来る前から、 そういうことは沢山あったんですよ。 今だから笑って話せる。 それには幸せなことが大前提ですが… 昴と晃亮を通して、まさに今現実問題でそれと闘う人達がそうなって欲しくて。 昴はすぐ傷も癒えるだろうし、社会適応力もあるから心配ないですけど。 晃亮はきっと、時間かかるだろうなぁ…。 だからこそ大人な遥をチョイス。 敢えて頼りたくもない大人に甘えて、子どもを満喫させたい。 ヤンデレな彼ですが、多分化けますよ 寡黙なわんこ(本性は狼)に…。 現実に暴力はあってはならないことですが…。 私としては、シリアスな展開もなかなか性にあっていた模様。苦手だと思ってたジャンルなんですがね~。 特にラストの晃亮sideはグッときました。 綴ってて泣きそうになった。 人形じみた彼がだんだん人に変わっていく描写。 ちゃんと表現出来たでしょうか? 少しでも彼らの不器用な思いが、皆様に響いたら幸いです。 2010年 5月2日、完結 (2022年某日 加筆修正)

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