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4.恥ずかしすぎるので反省会※
宣言してから俺は遠慮なくサツキを何度も抱いた。
体勢も色々変えて、サツキを余すことなく愛していく。
いつもなら恥ずかしいからダメ、とか、ストップをかけられるはずなのに、もっと、もっと、と強請られて、壊さないギリギリのラインで、サツキを可愛がり続ける。
何度も、何度も、高みにいったサツキは、泣きながらずっと俺を受け入れ続けていた。
「やぁっ! も、出ないよぅ……あぁっ、ぁんっ!」
「でも、サツキ。ナカ震えてるし。ずっと感じてる」
「それは、リツキがぁ……んぁっ! あぁぁ!」
「感じきってるサツキも可愛い」
サツキの背中に、何度目か分からない赤い印を付ける。
俺がキツく吸い付いているせいで、背中には赤い印が点々とそこら中に散っていた。
「リツキ、まだ、出るのぉ?」
「流石に、そろそろ出ないかも」
「でも、また、おっきくなってきて……やぁぁ! そこ、らめぇ!」
「サツキ、酔うとエロすぎ……っ」
最後と言わんばかりにサツキの奥に白濁を吐き出していく。
サツキも突いたタイミングでイって、ぶるぶると身体を震わせる。
サツキは中イキだけで、もう自身からは出てこなかった。
自分であまりしないみたいだし、ほぼ俺の刺激でしかイかない身体になってきているのが、凄く嬉しくて。
何度も何度も求めてしまう自分を止められない。
「ひぅ……ぁ、あぁ……」
サツキの身体が崩れ落ちたので、俺もゆっくりと自身を引き抜いて、何度目か分からないスキンを外しキュッと結ぶとゴミ箱へと捨てる。
「はぅ……も、ぐるぐるするから、寝る……」
「ん。おやすみ、サツキ」
ぐったりと身体を横たえたサツキは、そのまま目を瞑ってしまった。
俺はサツキの身体を温めたタオルで拭いたり、ベッドを整えてからサツキに毛布をかけて自分も隣に潜り込む。
「メリークリスマス、サツキ」
「ん……リツキ、メリークリスマス……」
サツキは振り返って俺にキスをすると、ニコっと笑ってそのまま眠ってしまった。
「……コレ、無意識なのか、確信犯なのか、凄く気になる……」
唇に手を当てて自然に俺も笑うと、サツキを抱きしめて目を瞑る。
心地良い疲労感で俺も眠りに落ちていく。
+++
夜中、目が覚めた。
凄くふわふわしてたけど、記憶はちゃんとあって。
でも、自分を止められなくて大胆にリツキを求めてしまった。
「うぁぁぁ……たまにはリツキを喜ばせようと思ったけど、あんなに攻められるなんて……俺、完全にビッチ?」
小声で眠くなるまで一人反省会をしてみる。
俺はリツキ以外知らないけど、たぶん、リツキが相当うまいんだと思う。
何も知らなかった俺は、リツキに夢中で。
今日は何かクリスマスだし、そういうのもいいかなぁとか思いながら酔っちゃいましたプレイをしてしまったし。
……これ、どんどん過激な方にいきそうなんですけど。
ここらで軌道修正して、甘々イチャイチャ系にいった方がイイ気がする。
今日は完全に、メスイキなんちゃら系だった。
「戻れるうちに、戻ろう……」
リツキの体温が心地良い。
独り言を聞かれる前にもう一度寝直すことにして、今日のことはなかったことに……ならないかなぁと、目を閉じた。
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