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3.いつもと違う姿に耐えられなくて※
ケーキと俺の用意したツマミを食べ終えた頃に気づいた。
サツキの様子がおかしい。
ぽわぽわしてるし、なんだか笑ってばっかりだ。
「リツキぃー?」
「何?」
「俺、何か変だ。身体があっつい……」
「サツキ、シャンパンで酔っ払っただろう? そんな顔してると襲っちゃうぞ」
俺がサラッと本音を混ぜても、クスクスと楽しそうに笑っている。
はぁ……。
心配な気持ちと、サツキを今すぐに押し倒してしまいたい気持ちとがせめぎ合う。
「服あっついから、脱いでいいー?」
「ココで脱がないで、脱ぐならコッチで。さっきキスだけだったし、もっとサツキに触れたい」
「ん? んー……お腹いっぱいだし、寝るならコッチだよね。うん……」
椅子から立ち上がると、サツキがふらついたので慌てて支える。
支えながら寝室に行くと、ぼふっとベッドに倒れ込んで俺を手招きする。
「リツキー、一緒に寝よ?」
「今度は眠い?」
「寝っ転がろ? で、服、脱がしっこ」
「……まぁいいけど」
酔ってるサツキも可愛くて堪らない。
俺は誘われるがままに一緒に寝転んで、服を脱がせ合う。
予め眼鏡は危なくないようにサイドテーブルに避けておく。
サツキの身体は酔っているせいか普段より赤みを帯びていた。
「リツキぃー……」
「はいはい。サツキ、後で文句言うのなしだからな?」
俺は一応宣言して、サツキの下着まで脱がせて生まれたままの姿にしてしまうと、サツキに覆いかぶさって唇を合わせる。
「んんっ……っふ」
「サツキ、口、開いて?」
「ふぁい」
サツキは従順で、俺の言う通り唇を開いて俺の舌を招き入れる。
そのまま舌を差し込んでしまうと、舌と舌を重ね合わせて深く口付けていく。
「んむぅ……」
緩慢に俺の動きに合わせてくるので、さらにかき混ぜると鼻から抜けるような甘い声が聞こえ始める。
「はぁ……キス、すきぃ……」
「ん……俺も、好き」
一度口を離すと、銀糸が伝う。
ペロと掬い上げて、また唇を塞いで身体を重ね合わせて、お互いを刺激し合う。
サツキの腰も揺れて、俺の腹に擦りつけてくる。
「ぁんっ、あ、もぅ……擦れちゃうぅ」
「ん……俺も気持ちいい」
十分に刺激しあったところで、サツキの両膝を折り曲げる。
サイドテーブルからスキンを取り出してサッとつけて、サツキの後孔に俺の先を当てる。
「リツキ、もう……?」
「俺も、もっと繋がりたいから」
「いいよ……? きて、リツキ」
サツキがふわりと笑う。
俺は導かれるように、サツキのナカへと自身を進めていく。
「リツキが、挿入ってきて……んぁ、ぁぁ……」
「少しずつ、いれるから……」
そう言うと、サツキが俺の腰に両足を回してきた。
ギュッと締め付けるので、さらにナカへと進んでしまう。
「あぁぁっ! あ、熱いの……きたぁ……」
「サツキ? 大丈夫?」
「だいじょぶ。俺、もっと奥まで、リツキが欲しい……」
酔ったサツキがこんなに積極的になるのは予想外だった。
俺の方が翻弄される。
駄目だ、こんなサツキを見せつけられて。
俺も我慢できなくなって、後は一気に奥まで突き入れる。
「ひぁぁぁっ!」
「俺を煽ったんだから、今日はサツキをたくさん愛していいよな?」
「あ、あ……いいよぉ…いいから、もっと、たくさん……」
「了解。じゃあ、覚悟して?」
フッ、と笑って。
俺は一旦腰を引くと、サツキが感じるところも潰すように奥まで自身を差し込んだ。
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